もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

登山という名のハイキングに毛が生えた・・・

2013年08月16日 | 旅日記
◆2013年8月14日。昨日パチはしたし、特段の用事もないので、雨降りでなければ、近くの藻岩山に登ることにした。この山は札幌の街中近くにあり、標高531mと超お手軽にハイキングに毛が生えた程度の山登りができる。
 思い起こせば、登山といえば遥か昔の平成4年に泊り込みで標高1499mの「雌阿寒岳」に行って以来20年ぶりだ。しかし、若かったとはいえ標高1500mはさほどの苦労もなく、いとも簡単に山頂まで行けた記憶があるぞ。さすが、山育ちの馬券神だね。それに比べれば、その1/3しか標高がないんだから、ちょいと小走りすれば1時間もあれば充分でないの・・・・。

◆出発予定時刻は9:00ジャスト。。。。のはずが、着替えや地図やらを整えた後、いざ出発という段になり、家と車の鍵がないことに気付く。家の中をあちこち探したが、カギは・・・影も形もない。(ウマイっの声)
 どうやら、昨日車を降りパチ屋に向かう際、自分の鍵をつけたまま嫁に運転を代わったら、あやつめ、そのまま鞄の中に仕舞い込み、今日そのまま職場に持ってっちまったようだ。
 どうする、オレ?
 玄関をロックし、台所側から出る方法を模索し、予備の鍵を探しているうちに、玄関の鍵らしきもの発見。試してみるとドンピシャじゃん。
 さあ、これで出発することは可能。ただ、車の鍵の予備は見つからないので、登山口までは徒歩で向かうことにする。まあ、どうせ山に登るのだからアプローチを歩く位どうってことないわな・・・。と自分を過信していたのが後々の危機につながることを、この時の馬券神は知る由もなかったのであった。

◆9:15 改めての自宅出発。途中、CVSにて、アクエリアス500ml×1、お茶500ml×1、おにぎり×2を購入。当面目指す目的地は、旭山公園の駐車場だ。道中、徐々に気温が上昇し少々の寝不足も加え汗だくになってきた。登山口到着までにすでにアクエリアスのボトルは半分ほどに減少。



◆9:55 旭山公園の藻岩山登山口に到着。所要時間=40分。後にgoo地図で調べると、自宅からここまでの距離は4167m。結構体力を消耗したので、写真撮影でごまかしつつ10分間の休憩。

 

◆10:05 旭山公園の藻岩山登山口を出発。「藻岩山山頂まで3.1km」の表示アリ。

 

◆10:15 登り坂のあまりのシンドさのため、休憩。「T6分岐まで1km」の表示アリ。

 

◆10:22 さっき休んだばかりなのに、ダラダラ登りを10分と続けて歩くことができない。息があがり、脈拍が早鐘のようになっているのが分かる。平地で歩く時との違いを実感し、半ば途中断念も覚悟しつつ、この後の工程は身体の調子に合わせて進めることを決意。

 

 

◆10:30 休憩&ポイントのPHOTO撮影。

◆10:45 区間内に平地部分もありインターバルになるため、歩き出し当初よりも継続して歩ける時間が増加。市内を見渡せるView-pointのため、PHOTO撮影も兼ねて長めに10分間の休憩。体調不安はかなり低減。10:55出発。

 

◆10:57 出発地点から1.5kmの「T6分岐」に到着。PHOTO撮影。しかし、1.5kmに50分もかかったってことは、これから先、山頂までの残り1.6kmはどの位かかるのか心配になってきたぞ。疲労も蓄積され、汗の量も尋常じゃない。長袖シャツとズボンは綿で、水分を含んでかなりの重さと濡れたがゆえに曲げ伸ばしの邪魔になってきている。

 

◆11:10 慈啓会病院登山口との分岐に到着。5分間の休憩&PHOTO。ここから先はところどころに平地や下りもあり、出発直後ほどのシンドさは緩和されたルート。

 

◆11:40 5分間の休憩。後で知ったことだが、山頂前の最後の連続登り区間だった。目の前に連続登り区間が見えた時には「登り開始前の平坦な場所で休んで脚を溜める」という作戦で臨んでいたのだが、その時に思ったことは「まるで、ばん馬の坂上がりみたいだな」ということ。わずかな瞬間だが、あいつらと共感できたよ。

◆11:45 山頂までの最終区間にトライ。建物のシルエットがすぐそばに見えた時の感想は「やれやれ」の一言。

◆11:55 藻岩山頂到着。登山口からの所要時間は休憩時間込みで1時間50分。普通は1時間程度らしいが、不摂生の限りの中年なら、こんなもんで良しとせねば。なんせ、開始直後には本気でリタイアを覚悟したわけだし。出発時に用意した飲みものは空に。

 

 

 

◆ 山頂にはいろんな輩がいる。いかにも「登山してます」というフルスペックの老夫婦。オヤジがだらしないジャージでサンダルをつっかけている子連れの家族。こういうのに限って嫁がそこそこ美人なのが悔しい。欧米と東南アジアであろう外人カップル。
 もう一生来ないかもしれない藻岩山山頂展望台をウロウロし、汗でズブ濡れのシャツとズボンを予備の半袖シャツと半ズボンに着替え、昼食のおにぎりを食していると、何だか風が冷たくなってきた気がする。空も雲が多く、青い部分がほとんどなくなってきた。

◆12:45 雲行きも怪しくなってきたし、山頂の人間観察にも飽きてきたので、下山開始。山頂滞在時間は50分。

◆13:10 鍵を持ち逃げした嫁と連絡がつく。疲労困憊のため、グダグダ話す気力はない。慈啓会病院駐車場への迎えを要請。さすがに、下山後に自宅まで歩くのは容易じゃない。

◆ 下りは楽チンではあるが、いろんな輩がいるなあ。登りも下りもバギーのラジコンカーを操作してるヤツ。家族4名で子供同士が喧嘩してるヤツ。コイツらいずれも歩くペースが速くなったり遅くなったりするので、狭い登山道でつっかえて邪魔なことこの上ない。
 終盤になると、下りの着地の衝撃を膝のクッションで受けているので、足がつる寸前の気配。変な方向に力がかかると転倒や肉離れの恐れがあるため、慎重に地面をみつめながら下山。

◆13:40 藻岩山慈啓会病院登山口に到着。嫁の出迎え車に収容。

 

 自宅を出発してから、4時間25分。馬券神の鍛錬の旅は終わった。

◆下山後、まる1日半経過した現在。疲れはまだかなり根深く体に貼りついている。これが、50年以上を経過した金属疲労っちゅうヤツかね???  



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