わたしは夜の足摺岬の海を見るのもとても好きです。それは多分に足摺岬灯台があるからだと思います。
そして、何より足摺の海は足摺岬灯台と一体になってさまざまな表情を見せてくれます。
今日はレクイエム。誰のと聞かれると足摺岬を考えるとちょっと思い浮かぶこともあるけれど・・・今日も月探査衛星「かぐや」のお話。
「かぐや」はその一生を終えてしまいました。
月明かりに照らされた足摺の海から少し視線をそらすと沖を航行する船の灯りを見ることが出来ます。
今日は月探査衛星「かぐや」のことを考えているとなんとなくセンチメンタルになり「月の砂漠」を思い浮かべました。今日の歌が思いつかないのが少し苦しいのですが。
では、作詞 加藤まさを 作曲 佐々木すぐる より引用。
”一、 月の砂漠を はるばると
旅のらくだが 行きました
金と銀との くら置いて
二つならんで 行きました”
遠い沖を行く船は灯りだけが過ぎて行きます。
わたしの好きな足摺岬灯台と足摺の海と月明かり。
月探査衛星「かぐや」は月の軌道上で二つの子衛星を分離しました。それぞれ電波の中継のためのリレー衛星と重力測定の観測を行う衛星だそうです。二年近く大きな故障もなく初期の期待された観測を行うことが出来たそうです。
”二、 金のくらには 銀のかめ
銀のくらには 金のかめ
二つのかめは それぞれに
ひもで結んで ありました
詳しくはこのサイトを参照してください。リンクフリーだそうです。
http://www.kaguya.jaxa.jp/index_j.htm
今日も足摺岬灯台はその灯光を規則的に放っています。
音もなく放たれる灯光を旅の宿の窓際、籐椅子に座って眺める時、たまらなく足摺岬の旅情を感じます。
静寂の中の灯台、静寂の中の灯光、、静寂の中の航行灯。
言い換えれば寂寥と孤独を感じるひと時でもありますが人の灯りの温かさを強く感じるひと時でもあります。
”三、 先のくらには 王子さま
あとのくらには お姫さま
乗った二人は おそろいの
白い上着を きてました
月明かりの足摺岬、今日はちょっと夜更けまで眠れそうにありません。