asayanのブログ

趣味を中心に、感じたことを書いていこうと思います。

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近ごろ、更新を怠っています。コメントへの返事が遅くなります。どうぞ、ご了承ください。

衣のたては

2014-02-05 21:31:48 | 日記
前九年の合戦。

源義家と安倍貞任。

衣川の柵の戦いで安倍は敗戦。
馬で逃げる貞任に義家は、
「衣のたてはほころびにけり」。

貞仁は振り返って、「年を経し糸の乱れの苦しさに」。

義家の下の句に貞任が上の句をつけたと言われています。


「炎立つ」巻の参 空への炎 300ページにこの逸話の場面が登場。

義家 「衣川の館(たて)は滅びたり」
貞任 「衣も糸が弱まれば自然に綻びる」


これにヒントを得ました。
「衣のたて」の「たて」は館でもあり、柵の盾もあるのだろう。

衣川の柵に安倍の館があった。
義家の攻撃により柵が破れ、館も失った。

「衣川のたて(館と柵)はほころびたぞ(敗れた・破れた)」
義家は雄叫びを上げた。

「年月が経ったので糸が乱れて苦しくなった」
貞任は言い放って逃げた。

イメージが映像のように湧いて来ました。

『炎立つ』を読んで思いついた発想は、
貞任は衣の糸の乱れを直接言っていますが、安倍一族の乱れも暗に表現しているのではないだろうか。

安倍頼時・貞任が戦いに強かったのは、一族として一糸乱れぬ堅牢さにあった。

小松の柵や衣川の柵の戦い時にはその結束が乱れていた。

それを「糸の乱れの苦しさに」と表したのではないだろうか、と。


『炎立つ』巻の参 331ページ。

藤原経清(藤原清衡の実父)の思考の中で、
「民の求める国家の実現を彼ら(安倍一族)が夢としているのを知った」
ので朝廷に敵対している安倍についた。

感心して読んだ文章です。

『炎立つ』は安倍目線で書かれた小説。

安倍に味方する書き方ではありますが、

「民の求める国家の実現」は現在にも通じるものがあると思いました。
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行動追跡

2014-02-05 09:43:06 | 日記
2月3日(月)の午後11時、
Eテレの番組『スーパープレゼンテーション』。
「宇宙からの考古学と謎の追跡者」を拝見。


前半。
宇宙からの考古学。
発表者、サラ・パーキャック氏。

衛生から発する赤外線を活用して、古代都市の位置を特定しようとするプレゼンは興味がありました。

我がまちの古墳の大きさが範囲が特定できれば、資料作りに参考出来ると考えました。


後半。
謎の追跡者。
発表者、ゲイリー・コバックス氏。

このプレゼンは、やはりそうなのか!と思わざるを得ませんでした。

「インターネットに接続していると知らない第3者から監視されている」
と言うものです。

謎の人物あるいは組織が、ネット利用者を行動追跡している。

謎の「つきまとい」が横行しているとのこと。

ネットブラウザに某アプリを導入して、ネット接続している状態を検証していたら、謎の追跡者の存在に気づいたという事です。

膨大な不正アクセスが広範囲に渡っている状況でした。

ブラウザのCookieとの関係を日本のIT関係者が解説がしていました。

Cookieがなければ不正アクセスがなくなるのかどうかは、私には分かりませんが。


ネット接続は、個人のプライバシーが皆無だと思ったほうが良さそう。

ネットには個人の秘密がないような状態。

SNSで交わしている情報も、会社の重要な秘密も、
謎の追跡者にとっては全てお見透しだと考えても不思議ではないでしょう。

ネット接続は充分注意が必要です!

番組を見逃した方は、再放送を是非ご覧になって下さい。



もしかしたら、ケータイもネット接続していたら、同じかもしれません。

謎の追跡者からみれば、ケータイの会話の全て筒抜けかも知れませんよ。
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