今朝、更新した記事、「雨戸の閉め忘れ」で思い出したことがある。
随分と前の話になるが、ご近所であった話だ。
この地に住んで50年以上になるが、当時はみんな若かった。
新興住宅地で自治会の結束力も固く、子育てもご近所の緒先輩のアドバイスを受け助けて頂いた。
時には厳しいご指摘も有り、悩んだりもしたが。
時が経ち、緒先輩もお年を召され、一人暮らしが多くなった。
或る日、ご近所の先輩のお家の雨戸が暗くなっても開けたまま。
お隣の方が心配して、お庭に廻ると、テレビの音はしているとのこと。
外から声を掛けても返事がないので、万が一を思い、119番をした。
別居している息子さんにも何とか連絡が付いた。
救急車と消防車が駆けつけ、家の中に入ったところ、ご当人はTVをつけたまま、眠り込んでしまわれたとのこと。
心配して駆けつけたご近所のみなさん、ほっと胸をなで下ろしたのでした。
しかし、間もなく先輩は認知症で一人暮らしが困難になり、介護施設に入られてお亡くなりになられた。
これも、ご近所の先輩のお話。
暑い日が続く夏の日、90過ぎた一人暮らしの先輩のお家の雨戸が日が高くなっても開かない。
心配したご近所さんがなんとか、家の中に入ったら熱中症にかかっていたのだ。
危ないところだった。
こちらの先輩は娘さん宅に同居が決まって安心した。
そして、これは私がお節介を焼いたお話し。
近くの先輩のお宅の雨戸が夜になっても開いたまま。
几帳面な方で、いつもは夕方、明るい家うちに閉まるのに。
心配になって電話を掛けてみた。
数回かけてやっとお出になった。
うたた寝していらっしゃったようでほっとした。
我が家も高齢者、いずれは一人暮らしに・・・