工務店現場日誌

株式会社朝田工務店 代表取締役朝田満のブログ
現場での出来事や日々の出来事を綴ります。

山師 山岳編

2008-05-20 19:29:57 | 材木等
昨日の続きです。

数週間後、山師より社長へ再び連絡。

「社長。この間言っていた檜見つかったよ」
「何っ本当!!早いねぇ」

山師、話をきいて伝を辿り、山々を歩いて探してくれた様です。

という訳で、東北地方のとある山奥へ車を飛ばす事、数時間。
車を止めて、山師と山の持ち主と合流し、社長と私をふくむ4人で登山する事、1時間。

めざす檜は確かにありました。樹齢約100年、幹周りの直径約60cm、
根元から13m程、枝打ちの跡も全くない素晴らしい檜でした。
(枝打ちの跡が無い=永年に渡り良く手入れをされている=節がない=高品質、高価格)

写真は実際の檜。右にいる社長と比べると太さがわかります。

写真の檜だけでなく、その周辺に同等の木が数本あり、目星をつけ全て買い付け。
晩秋に伐りだしてもらう様に依頼し、買い付けした木を控え、マーキングして山を降りました。


話は明日へと続きますが、

材木で使われる代表的な針葉樹についてご紹介。



まずは松(マツ)。
針状の長い葉が並んでます。まさに針葉樹。盆栽でも好まれる。
塩害に強く、海岸付近でも良くみられ、防砂林としても植えられる。
近年は松くい虫の被害が多く、日本での良材は少なくなってきている。
材料としての強度が強く、通し柱や梁など構造材に適する。


次は杉(スギ)
針状の葉は短く密についてます。さわるとトゲが痛いです。
秋田杉、屋久杉が有名。
天井板、壁板、建具、柱等の構造材で使われる。
最もよく使用される材料のようです。


最後に檜(ヒノキ)
葉は柔らかく、手の平状に広がり、さわっても痛くないです。
これが檜の葉とご存知ない方も多いのでは。
吉野檜、木曽檜が有名。古くから、お寺、神社等の柱として使用される。

木目ではなく、葉の写真で紹介しました。
以上です。それではまた明日。

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