工務店現場日誌

株式会社朝田工務店 代表取締役朝田満のブログ
現場での出来事や日々の出来事を綴ります。

山師

2008-05-17 20:48:59 | 材木等
本格的に体調が悪くなってきました。

さて、表題の「山師」詐欺師や鉱山、炭鉱で働く人の事ではありません。

全国の山々を歩き、材木の採れる山を知り抜き、その材木を取り扱うエキスパートの事であります。

まれに一山まるごと購入して製材し販売する事もあるようで、まさに一山あてる
という言葉があてはまってしまいますが、その実、一山全ての材木を計測してから
購入するといった抜け目ない人々であります。

ただし、山にある立ち木は生木であるので、木々の落葉が済む秋の深まった頃
(木の水分が抜けます)で雪の降る前、伐り倒し山から挽きだします。
そして皮がついたまま、一年ほど寝かし、更に製材して数年自然乾燥させて
ようやく材木として市場にだせるといった非常に息の長い仕事であります。

大規模な台風により、国定公園や寺社敷地内の樹齢数百年の木が倒れた場合、
(たとえば日光の杉並木等)どこからともなく集まってきて、管理者の元に
競りをおこない、挽いて持ち帰ります。
やはり数年間寝かせなければならないので、市場にでてくるのは数年後ですが、
このような物は板にしたもので数百万で取引されています。


なぜこの山師についてふれたかといいますと、実は当社で和室に使用している
木材はこの山師に探しだしてもらい、実際に山へ入り、「この木とこの木、あの木も」
などと指定して伐りだし、自社内保管倉庫で数年間寝かして製材したものであるからであります。

続きは後日。
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