工務店現場日誌

株式会社朝田工務店 代表取締役朝田満のブログ
現場での出来事や日々の出来事を綴ります。

特殊建築物の間仕切り

2008-05-02 20:44:10 | 現場実例
 都内某所の特養ホームの理事長様からのご相談。
「実は先日、消防局の検査で言われたのですが、間仕切りに穴を開けるか
火災報知器をつけ足すか指摘されまして、どちらが安いか見積もりをお願いしたいのですが。」

 現場を確認すると、防火区画の中に新たに間仕切りが造られており、火災報知器
のない空間ができておりました。(間仕切りは当社の施工ではない)

 火災報知器を付け足す場合は、自動通報装置連動の為、工事費装置費が割高なのと、
新たに図面を作成し消防局へ提出する申請費が必要になるので、間仕切りに穴を
開けたほうが安いとアドバイスし、帰社後、見積明細書を送りました。

 特殊建築物※の間仕切りを変更する場合、必ず最寄の建築士にご相談ください。
相談は無料のところが多いと思います。
相見積もりが安いという理由だけで、安易に無資格の業者に依頼すると、後でよけいな費用がかかる場合がございます。

 ※用語解説 特殊建築物 
建築基準法別表第一 耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない特殊建築物 
(共同住宅、いわゆるマンションで3階以上の階のものや床面積の合計が300㎡はこれに該当します。)