工務店現場日誌

株式会社朝田工務店 代表取締役朝田満のブログ
現場での出来事や日々の出来事を綴ります。

今年を振り返る

2011-12-26 18:43:37 | Weblog
今年もあと一週間を切ってしまいました。

毎年この時期になるとあっという間に過ぎ去った時間を鑑みつつ振り返るのですが、

今年は東日本大震災という、とんでもない出来事が起きていますので

その事を思うと本当に言葉が出てきません。


人的被害こそ少なかったものの、多くの親類が今も避難生活を強いられています。

両親の実家は共に福島第一原子力発電所より直線距離で10km以内であり、

立ち入りを禁止された半径20kmの警戒区域に該当しています。

先日、叔父が自治体で行う一時帰宅(防護服着用、線量計の保持義務)にて

震災後の実家の様子を見に行きましたが、地震で瓦が崩され雨水が侵入し

畳からキノコが生えているという無残な有様でした…


立ち入りが禁止されているので屋根の修理を行う事ができません。そもそも直したところで

人の居住できる放射線量ではありません。


原発事故の後始末の工程表が40年後と発表されたそうですが

それをそのまま信用したとして、それまで生きていられるか微妙なところです。


母の実家は富岡町夜の森という地名で桜並木が本当に美しい場所です。

一日でも早く防護服を着ずに、あの美しい景色を眺める事を願わずにいられません。。。。。

結果発表

2011-12-19 19:56:07 | Weblog
富士マラソンフェスタ2011 in FUJI SPEEDWEY結果発表。

2周の部、00:43:11、298位/1409人でした。

うーーん。微妙です。なんとか40分を切りたいところなのですが・・

去年は00:43:58だったので、まぁ良しとしますか。


やはり、まず体重を落とさないと。 

今朝の出来事

2011-12-14 09:02:01 | Weblog
すっかりと良くなった足首。だんだんジョギングしても平気になってきました。

最近は、たまに早起きして走りに行ってみたり。


今朝は息子の夜泣きに起こされてしまい、二度寝すると遅刻しそうなので
そのままジョギングに行きました。

さすがに5時頃だとまだ暗いので、ほとんど人通りはありません。

いつもの鶴見川沿いのコースでも、すれ違うウォーキングの人もまばら。

折り返しの橋を渡っての帰り道。


遠くの方から「ウォー」と呻き声が。


犬?いや人の声?


川沿いを下り方向へ呻き声のした方へだんだん近づいていくと、また


「ウォー」


いやーーーーー。やっぱり人の声!?だいぶ近くなんですけど。怖いです。本当。


怖がりながら走っていくと、また


「ウォー」


あらいやだ。すぐ横だわ。でもコンクリート護岸に遮られ川岸の声のする場所は見えません。


恐る恐る覗き込むと、そこには胸まで川の水に浸かり、岸壁の柵にしがみついた人が!

鶴見川は概ね水深が浅いです。川底に足はついているように見えました。


「ウォー」


いやーーーーー。こっち見てる!(つд⊂)何やっているのでしょう。この人。


「たーすーけーてー」


えぇ!俺?って俺しかいないよね。やっぱり。。。。


「そのままな!ちょっと待ってろ。今行くわ!」

コンクリート護岸を飛び降りて、駆け寄って手を掴み川から引き摺り上げました。

「何やってんの?どうしてこうなった!?」


「し、死のうと思って・・・」


自殺未遂ですか。そうですか。


「さ、寒い・・・」

そりゃ寒いでしょう。この季節に水に入ったんですもの。

うーーーん、どうしよう?このまま放っておく訳にも行かないし
ジョギング中なので携帯も何も持っていません。

まぁ、助けてって言うぐらいだから死ぬ気は無くなったと思うけど。

よし!こういう時はお巡りさんだな。近くに交番あるし。

最悪、身内に連絡が着かない場合でも福祉の手配とかしてくれるでしょう。

「歩ける?」

「う、うん・・・」

寒がるのを手を引いて励ましながら、交番へ連れて行って

お巡りさんに事情を話して引継ぎました。

「しっかりね。もう大丈夫だから。」

「あ、ありがと・・・」

すっかり冷えてしまいましたが無事帰宅。

シャワー浴びて、お茶を飲んでいたら、お巡りさんからぷるりんこー。

「先ほどの件で確認です。親族の方へ連絡先を教えても構いませんか?お礼が言いたいそうです。」

「あ、構いませんよ。」

その後すぐにお母さんから丁寧なお礼の電話がありました。



お母さん、泣いていました。


そりゃ泣くわ。自分でも子供にそんな事されたら・・・




お母さんを悲しませてはいけませんっっ!!まったくもう!


朝からびっくりです。でも助かって本当に良かったと思いました。