ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

はじめての鹿児島旅②市内散歩~指宿のたまて箱

2020年03月25日 | たびたび旅

朝~。桜島の後ろから朝日が昇るんですね。
右の方から噴煙のようなのが出ています。鹿児島では1年に250回くらい噴火があるらしいので、これもそうか!と色めき立ちましたが噴火ではなかったようです。
煙が流れていく中で徐々に太陽が見えてくるところをタイムラプスで撮影しました。こちらで。

泊ったのはソラリア西鉄ホテル。部屋ちらかした状態の写真ですみません。額縁に収まった絵のようなを見て欲しくて。
最初に通された部屋は桜島の左側が見切れててがっかりだったので、意を決してフロントに言ったらあっさりいい部屋に交換してくれました。
ホテル公式サイトのトップ画像にこんなのが使われてるんですが、この画像って私たちが泊まったこの部屋なんじゃないでしょうか。
ベッドの頭の側に細長い窓があるのは各フロア一番左の一部屋だけです。高さの関係も一致してるし、木目パネルの模様も一致してるし。そうだとしたら少しうれしい。

朝食のバイキングが評判いいホテルなんですが、感染拡大防止のために個別のお膳に。美味しかったです。

今日は14時に鹿児島中央を出発する指宿枕崎線で指宿に行きます。それまでに市内をできるだけ歩いて見よう。
ホテルの部屋からも大きく見えていたこの川は甲突川。

川沿いに歴史ロード「維新ドラマの道」が整備されていて、西郷隆盛の生地だの住居跡だの大久保利通だの東郷平八郎だののなんやかんやが狭い範囲に密集してます。
大河ドラマの西郷どんでも西郷の家と大久保の家はえらい近くにあるようでしたが実際に近かったことがわかります。

武之橋で川を離れて高見馬場で右に。天文館の商店街を越えて城山方向へ。駅でもらった地図を見るとこの辺りにかつての中心部だった頃の施設が多くあります。
最初にご挨拶に行ったのが渡辺謙こと島津斉彬が祀られている照國神社。台座だけで5m以上ありそうな銅像が3つほど間隔を置いて建てられています。

鹿児島県立博物館。入場無料だったので中も見させてもらいました。
ここを皮切りにしていつもの建築散歩になった訳ですが、それは別途建築関連でまとめたいのでここでは省略。いいものがたくさんありました。

鹿児島城(鶴丸城)跡。少々の石垣や堀跡がありますが本丸と周辺は大きな資料館や図書館になっていてそれほど歴史を感じさせるものは多くありません。
現在、鶴丸城御楼門の復元工事が行われていてまもなく完成予定。かなり大きなもので、これで城跡感がかなり増すものと思われます。

石垣には西南戦争の時にできた縦断の跡が残っています。

お昼ご飯は鹿児島ラーメンの老舗こむらさきへ。1975年に目黒通り沿いにオープンした碑文谷ダイエーのフードコートにこむらさきが入っていました。
中学高校の頃に何度か食べて、これはラーメンなのか何なのかその不思議な味に混乱した記憶があります。45年ぶりにそれを追体験。

野菜ととんこつベースに強めの塩味のスープ。かん水を使っていないという事はうどんかそうめんじゃないかと思われる白い腰のない麺。
大量のキャベツに刻んだチャーシュー。45年経っても類似品を見たことのない不思議な食べ物はやはりラーメンなのか否か、悩んでしまうラーメンでした。

もう少し桜島を近くに見ようと鹿児島湾まで1kmほど歩いて行くことに。途中で竜馬とおりょうに遭遇。ぜよ。

ドルフィンポートという海沿いの商業施設の向こうの広場と鹿児島湾越しの桜島。鹿児島の人が桜島を誇りに思う気持が充分理解できます。

鹿児島中央駅に入って来た指宿枕崎線の特急「指宿のたまて箱」。通称「いぶたま」。あしゅら男爵を思わせる白と黒の塗装が大胆。

乗降時にはドアの上部から白い霧が盛大に吹き出します。浦島太郎が玉手箱を開けた時をイメージした演出のようです。

水戸岡鋭治デザイン列車に乗るのは熊本の「A列車で行こう」以来です。左側の海に向かったカウンター席が一番人気です。座席もいいし隣との間隔も広い。

途中でいぶたま限定の黒ゴマプリンを食べました。窓の外には錦江湾。南に下るにつれて桜島の形が変わっていくのが面白い。

途中で乗務員の方がサービスで記念写真を撮ってくれます。背景がきれいな海の時に撮ってもらいたかったのにタイミング悪く電車は草むらの中。
私の笑顔が不自然に引きつっているのはなぜあと5秒早くシャッターを押してくれないんだというがっかりのためです。

指宿駅では9か月ぶりに再開するなつかしい友達が待っています。
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