ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

増山清 「一生サッカーやっていたい」

2014-04-15 07:11:18 | ぼくらのありのまま記
第5話 シールズの仕事

大人も子どもも


今日もよろしくお願いします。



目次はこちらから。

たら
今は、シールズでどういう仕事しているんですか?

増山
シールズはスポーツアンダーウェアを
メインに販売しているブランドなんだけど。
そのブランドの企画と運営。
フットサルスクールもやったり。





たら
そうなんですね。

増山
今Amazonが協力してくれて
マーケティングや、商品開発を
一緒にやってる。


たら
自分たちだけで
全部やるわけじゃないんですね。

増山
そうだね、いろんな人の力を借りながら。
あ、明日スクールだからくれば?
フットサルアジア最優秀選手になった
コーチもくるし。逗子マリーナでやるよ。


たら
行きます!それもシールズの一環で?

増山
そうシールズ。海の近くのテニスコートで
やるんだけど、すごい気持ちいいよ。




たら
育成スクールなんですか?

増山
いや、楽しむ中でもっと上手くなりたい
って思えるサッカー。仲間、努力の大切さ。
挨拶をしっかりして通わせてくれている
親御さんに感謝しましょうとか、
そういうテーマ。

たら
そうか。



増山
持って来たバッグを定位置に置いて奇麗に
しないとと始まらないし。ビブスを投げて
渡してくる子はもう一度やりなおしとか。
そういう事を大事にしてる。そのなかで
上手い子がでてきたらそれは嬉しいしね。


たら
技術以外のことも
すごく大切にしているんですね。

増山 
なんかかっこよく言ってるけど俺もずっと
悩んでたよ。漠然と「サッカー、サッカー」
と思っていたけど、それで
目指すところはなんだって。



たら
はい

増山
何を伝えていきたいのか。それが今
シールズで仕事してフットサルスクールも
やって、少し見えて来た部分もある。

たら
それが、技術じゃない部分のこと?

増山
そう。技術じゃない部分も含めてのサッカー。
一つのことをやりきることとか。うちらも
一生懸命やったらそれが子どもに伝わる。
そういうことで、子どもが変って行くのは
なかなか素晴らしい経験ですよ。
もちろん上手くなる事も大事だけど。
そういう活動をしながら、
自分自身も力をつけて行きたい。




たら
力っていうのは?

増山
力って言うのは例えば、
シールズは日本のブランドで初めて
リーガエスパーニョーラのクラブチームの
スポンサーになったの。2部のチームだけど
そのチーム関係者がボスの知り合いなんだよ。
それで「じゃあお前が言うなら、
やろうぜ」っていう。


たら
そういう信頼を得て行くって言う事か。
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増山
「あいつが言うなら一緒に仕事したいな」
っていう力。そのためには、細かい仕事を
一つ一つ確実に成功させていく。っていう
修行の途中かな、今は。

たら
お店も一緒ですよね。「ウェイターが
勧めてくれた一品前回も美味しかったから。
今日も間違いないだろうな」って。

増山
そうでしょ。飲食店で働いている時も、
料理人には勝てないんだよ、つくることは。


たら
そうですよね。

増山
それでも会社は料理人より評価してくれた。
そこにあるのは信頼関係だと思う。


たら
はい。

増山
10年評価してもらえててもシールズでは
何にもできないからマジでへこんだ。
やりたいことも、
どうやっていいかすらわからない。




たら
違う所も多いんですね。

増山
そうだね。でもだんだんふっきれてきて。
覚悟をもって経験していくしかないとは
感じてる。そして失敗を改善していく。


たら
ブラジルで、監督に毎日聞きに言ったように
毎日相談しながら進めて行くんですか?

増山
そうだね、周りにいいお手本がいるから。
相談して、「こう考えなきゃだめだな」とか
努力してる感じ。そうそう変らないけどね。
サッカーと一緒で真面目にちょっとずつ
やっていくしかない。


たら
そうかー、かっこいいなー。

増山
恥ずかしい思いも悔しい思いも沢山するし。
情けないって気持ちが今は大きいかな。
「なりふり構わずやれよ、俺。」って
毎日思いながらやってるよ。


たら
すごく自分自身を
客観的に評価してますよね。

増山
過大評価も過小評価もされたくないから。
結果がでないのにお金もらうのも嫌いだし。


たら
へー。

増山
でも、それやりすぎると
素敵な勘違いができなくなる。


たら
確かに。勘違いで
ブラジルまで行っちゃいましたもんね。

増山
「俺イケてんじゃねーかな」って
全然イケてなかったからね笑。
でもブラジル行って勘違いしたことが、
運命変えたからね。


たら
どっちも必要なんですね。
勘違いする事も客観的な評価をすることも。

増山
過去の経験は
「それ昔の話でしょ?だからどうした?」
って思う時も、すごく自信になる時もあるし。
ちょっとずつやっていくしかないね。




今日はここまで、
読んでくれてありがとうございます。

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arinomamaki@gmail.com
今井たら竜介

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