増山清 「一生サッカーやっていたい」

最終話　万全の準備でも負ける

人生にテーマがある人はかっこいい！
自分で選んだものでも。
好きになった人が牡蠣の漁師で
一緒に手伝うようになったとか
付属したテーマであっても。
そこで楽しく生きている人はほんとうに
かっこいいんです。

スポーツばかりやっているとつぶしが
効かないっていうけど。一概にそうとも
言えないんですね。

今日で最終回、今よろしくお願いします。

目次はこちらから。



増山
俺の人生のキーワードが二つあって。
サッカーっていうのと、地元の小笠原。
まだ漠然としてるけど、サッカーを通じて、
子ども達に夢や感動を与えたいというのと。
地元の小笠原にもスポーツを通じて
島に貢献したいっていうのがあるんだよね。



たら
はい。

増山
それを実現するために、今は今の仕事を
広げて行く。それを目標につなげていく。

たら
それが根幹の部分なんですね。

増山
そうね。

たら
小笠原で仕事しようとは思わないんですか？

増山
全く思わない。小笠原の人に貢献は
したいけど、島の仕事をするとしたら
例えば、島でサッカースクールを
開催するとかコーチを送り込むとか
そういうやり方になる。



たら
そうか。

増山
俺がなにもわからず進んだからそういう
チャンスは増やしたい。最近は東京都も力を
入れてくれて、FC東京のコーチが
来たりするんだよ。

たら
僕、今回一緒の便に乗ってました。

増山
だから今、俺がやらなくてもいいかなって。
毎年、島でコーチしてる人には
「島で育って、巣立った増山が
教える事に価値があるんだよ。」
って言われてるけど。

たら
東京で頑張ってて島に帰るっていう
ことはすごくいい刺激になりますね。


（清さんの１日サッカースクールin父島）

増山
できることは限られているから、より良い
方向に進むために今、一番いい選択を
していくしかないと思ってる。

たら
それはサッカーも一緒ですよね。
最善の選択をしていく、っていうことは。

増山
だから、スポーツっていいんだよ。身体で
それを覚えるから。負けたくないから
万全の準備をして、努力する。
でも負けるんだよ。


たら
でも負ける。負けるんだ。

増山
そう負けるときは負ける。
負けて悔しい思いをして、
悔しい気持ちにどれだけ負けないか。

たら
気持ちは負けないようにか。ああ、いいな。

増山
また絶対やってやるよってそれの繰り返し。
勝てば自信になるし、負けたら悔しい。
悔しい気持ちに勝って、次に望む。

たら
こころも一緒に成長していくのかな。


（オガ中サッカー部この日は勝ちました）

増山
高校サッカーって練習で
沢山走らされるんだけど監督によっては
「こんだけやったから、お前ら
負けるわけないよな？」っていう自信を
つけさせるためにやってる人もいるしね。

たら
でも負けるときは負ける。

増山
そう、それって社会でも使える
というか一緒だから。

たら
「スポーツばっかりやってると
つぶしが効かない」って話を最近続けて
聞いていて。今日の清君の話しはすごく
新鮮でした。サッカーの経験が
仕事でも活きるっていうのは。

増山
スポーツの世界で戦えるなら社会でも
同じように戦えると思う。そんな追い込んで
練習できる人なかなかいないぜ？
って俺は言うね。サッカー上手い人って、
努力の仕方を知ってるんだよね。

たら
努力の仕方は仕事でも使えますね。

増山
自分の身体、精神をどうコントロールすれば
いい状態でいられるか。そういうノウハウを
身体が知ってる。それは強いと思うよ。
それを活かせるかどうか。

たら
すごいいい話しだなー。



増山
なにやったって勝てるぜっていいたいね笑。
とは言っても１人じゃ追い込めない。
俺はそこが甘かったんだよね。
コーチがいてやっとできることもある。

たら
プロになれなくてもいろんな関わり方や
仕事があることが今日は勉強になりました。

増山
海外クラブチームのサッカースクールを
日本で開催する仕事とかチームの運営
Jリーグの運営、いろいろあるよ。

たら
サッカーは見るのも好きですか？

増山
よく見てるよ。スタジアムに行って
あの雰囲気を感じるもすごい好きだし。

たら
そういえば、今日、高校サッカー決勝で
そんな日に誘って申し分けないなと
来る時に気付きました。

増山
全然だいじょうぶよ。録画して来たし笑。


（仕事を通じてジーコ選手に再開！いい笑顔）




これで終ります。
最後までありがとうございました。

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arinomamaki@gmail.com
今井たら竜介

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