それは面白くしようとしなことだ

「どうしたら、面白くできるんですかねぇ」
という問いに有名な噺家さんは

「それは面白くしないことだ」と答えた
それは簡単なようで難しい
「面白くしようとしない」のに
「面白い」ってどういうことなんでしょうか


面白くしようとしないで
面白くないことのほうが多いのか
それともすべてのことはそれ自体で面白いのか

落語でいったら
その「話し」自体が面白ければ
面白くする必要はない
すでに面白いのだから
ということなんでしょうね

その話しが面白いかどうか
それを判断できるかどうか
どう面白いのか
どこが面白いのか
それさえわかれば
簡単なんだよってこと
なんでしょう。

それを「面白さ」がよくわかってない人が
話すと余計なことをして
どうにか面白くしよう！！！って
余計なことを考えてしまうから
せっかくの話しの面白さがなくなってしまう。

そういうことなんでしょう。

料理も一緒だなー
「鮨ってどうやったら美味しくなるんですか？」
「それは美味しくしようとしないことだよ」
なんてことを言えたら一人前ですね、どんな世界も


あるコピーライターは
「簡単なことばですべてのことは説明できる」といった

ある思想家は
なにかを「知った」としたら
「知らない」に戻らないといけない
と言った。

面白くしようとしない
ってこととなんとなく近い気がするんだよなー。
それは説明できないんだけど。

きっと子どもに戻ろうってことなんだよね。