地下鐵の驛から地上に出て目にした東京の天氣と氣温の予報に、暑さよりも寒氣を覺ゆ。まだ湿度の低いのが幸ひか。それでも、ふらりと入った見世で面白い物を見つけて手に入れて、お出かけした甲斐はあり。銀座の歩行者天國を吹き抜ける風が心地よい。今日のところはこれくらゐで引き揚げるのが、よかろ。 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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