徒然日記~A&Aクリエイション~

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姫路城「平成の大修理」

2008年03月10日 13時55分35秒 | お知らせ
   姫路城「平成の大修理」 (2008.3.9 神戸新聞/正平調より抜粋)

 ◆正直なところ、ここまで思い切った公開をするとは思わなかった。世界遺産の国宝姫路城で来年秋から始まる「平成の大修理」で、市民や観光客が修理をいつでも見学できるよう、大天守のそばにエレベーターと見学室を設けるそうだ
 ◆修理には五年かかる。大天守の漆喰壁(しっくいかべ)の塗り替えが中心となるが、二〇一一年から三年余り、高さ四十六メートルの頂上まで工事用建屋で覆われ、優美な姿が見えなくなるのが頭痛のたねだった。そこで、建屋内のシースルーエレベーターと最上層部の見学室から、漆喰塗りや瓦のふき直し作業を見てもらうようにしたという
 ◆国宝や重要文化財の修理現場を公開する動きは近年、全国に広がっている。例えば、井上靖の「天平の甍(いらか)」で有名な奈良・唐招提寺金堂。修理は終盤に入っているが、年一回の現場見学会が人気を集め、昨年は三日間に二万人が訪れた
 ◆京都・東本願寺も御影堂(ごえいどう)を修理中で、屋内にエレベーターを設け、主に門徒向けに現場を公開している。姫路城の修理現場公開は、これらの取り組みを生かし、さらに規模を大きくさせた
 ◆姫路城大天守保存修理検討会のメンバーで、京大名誉教授の金多潔さんは言う。「公開する限りは、これまで入場できなかった車いすの人や高齢者も見学できるようにしたかった」
 ◆歴史的な修理事業を常時見学できる。修理の期間中、観光客の減少を心配する姫路市の苦肉の策であるが、なかなかの妙案である。名城を守り続けた匠(たくみ)の技に間近で触れられる、またとない機会になるだろう。

 来秋より姫路城は5年にも亘る大修理が行われるようだ。
 私の幼い頃に、「昭和の大修理」が長期に亘り行われた、とかすかに記憶している。
 世界遺産姫路城は工事中より、このままの優美な姿を見ていただきたいと思う。

 by  aran   A&Aクリエイション


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