四国旅行の目的の一つ、「金丸座」について書いておきます。
歌舞伎ファンの憧れの劇場のひとつが、金丸座なんじゃないかと思います。
ファン歴の浅い私にとって、もちろん初めて足を踏み入れる劇場です。
無事こんぴら詣でをして宿へ向かう途中の陽も落ち始めた頃、金丸座へ到着。
ところが、非常に残念なことに、
工事中でした
外観は少々淋しいけれど、入場できたので入場料500円を払って中へ。
薄暗い劇場の中へ入ると、閉館間際にもかかわらずスタッフのおじさんが「お時間があれば、ご案内させてください」とお出迎え。
今年4月の「こんぴら大歌舞伎」のノベルティ(?)うちわを手渡してくれ、木戸、花道、舞台、席と丁寧に説明してくれます。
劇場内は、思った以上に小さい!
これで740人も収容できるの?ってくらいの狭さです。
どの席でも、役者さんの動きや息遣いが感じられるんじゃないかしら。
そして、この劇場は電気が来ていないそうです!!
そう、江戸の雰囲気がビシバシと伝わってきます。
平成15年の改修工事で、「かけすじ」と「ブドウ棚」を復元したため、さらにお江戸へ近づいたというお話。
詳しくは、コチラで。
ちなみに、かけすじ復元による初・宙乗りは魁春さんだったそうです。
花道や舞台、桟敷席などで遊んだ後、楽屋へ回ってみました。
大部屋と女形部屋です。
この他に、番頭さん、囃子方さん、床山さんなどのお部屋がありました。
これらのお部屋、お江戸サイズなのでどこも天井が低い。
さらに女形部屋と大部屋(だったかな?)は二階にあり、そこへ掛けられた階段はとても急で狭いので、上演時の楽屋はドタバタと大変でしょうね。
さらに、奈落へ進むと、
廻り舞台とスッポンです。
使用の際は、どちらも人力で動かすそうです。
廻り舞台は4人、スッポンはなんと6人がかりで動かすとのこと。
これらの人足は、地元の商工会などの方がボランティアで協力するそうです。
それにしてもとても狭いスッポン、怪我のないよう、お客さんに感動を与えるために細心の注意を払っての仕事は、チームワークと信頼が重要でしょう。
開館時間は5時までですが、5時を過ぎてもなお入場者を歓迎するスタッフの方の熱意には頭が下がりました。
金丸座を、琴平町を誇りに思う気持ちがそうさせているんでしょう。
そして、金丸座を見事に復活させた役者さんたちと地元の方の熱い思いがずっと生き続けているんだ、と一旅行者は思いました。
来年はぜひ、外観工事も終わっておめかしした金丸座の木戸をくぐり、座布団の上でうちわを扇ぎたいものです。
さぁて、どの役者さんが来るんでしょう?
歌舞伎ファンの憧れの劇場のひとつが、金丸座なんじゃないかと思います。
ファン歴の浅い私にとって、もちろん初めて足を踏み入れる劇場です。
無事こんぴら詣でをして宿へ向かう途中の陽も落ち始めた頃、金丸座へ到着。
ところが、非常に残念なことに、
工事中でした
外観は少々淋しいけれど、入場できたので入場料500円を払って中へ。
薄暗い劇場の中へ入ると、閉館間際にもかかわらずスタッフのおじさんが「お時間があれば、ご案内させてください」とお出迎え。
今年4月の「こんぴら大歌舞伎」のノベルティ(?)うちわを手渡してくれ、木戸、花道、舞台、席と丁寧に説明してくれます。
劇場内は、思った以上に小さい!
これで740人も収容できるの?ってくらいの狭さです。
どの席でも、役者さんの動きや息遣いが感じられるんじゃないかしら。
そして、この劇場は電気が来ていないそうです!!
そう、江戸の雰囲気がビシバシと伝わってきます。
平成15年の改修工事で、「かけすじ」と「ブドウ棚」を復元したため、さらにお江戸へ近づいたというお話。
詳しくは、コチラで。
ちなみに、かけすじ復元による初・宙乗りは魁春さんだったそうです。
花道や舞台、桟敷席などで遊んだ後、楽屋へ回ってみました。
大部屋と女形部屋です。
この他に、番頭さん、囃子方さん、床山さんなどのお部屋がありました。
これらのお部屋、お江戸サイズなのでどこも天井が低い。
さらに女形部屋と大部屋(だったかな?)は二階にあり、そこへ掛けられた階段はとても急で狭いので、上演時の楽屋はドタバタと大変でしょうね。
さらに、奈落へ進むと、
廻り舞台とスッポンです。
使用の際は、どちらも人力で動かすそうです。
廻り舞台は4人、スッポンはなんと6人がかりで動かすとのこと。
これらの人足は、地元の商工会などの方がボランティアで協力するそうです。
それにしてもとても狭いスッポン、怪我のないよう、お客さんに感動を与えるために細心の注意を払っての仕事は、チームワークと信頼が重要でしょう。
開館時間は5時までですが、5時を過ぎてもなお入場者を歓迎するスタッフの方の熱意には頭が下がりました。
金丸座を、琴平町を誇りに思う気持ちがそうさせているんでしょう。
そして、金丸座を見事に復活させた役者さんたちと地元の方の熱い思いがずっと生き続けているんだ、と一旅行者は思いました。
来年はぜひ、外観工事も終わっておめかしした金丸座の木戸をくぐり、座布団の上でうちわを扇ぎたいものです。
さぁて、どの役者さんが来るんでしょう?