マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

看護師が優しい時3・4・5・6

2007-11-30 22:51:02 | Weblog

●看護師が優しい時3

看護師も大変だなー。我がままな入院患者を相手にしているのだ。笑顔を絶やさず、文句も愚痴も言わず、よくやるよ。午前中は、特に忙しい。

看護師は自宅に帰ってから、愚痴をこぼしているのかな。ビールでも飲んで、ウサを晴らしているのであろうか。

良かったな、自分を担当した看護師は楽で…。この病院内では、超一流の患者だ。看護師も安心して、看護ができる。楽なもんだ。

でも、看護師が一番やさしい時期は、手術直後と入院した最初の一週間だけ。あとは、患者も一人で行動できる。それ以後は、冷たくなる。見せ掛けの優しさにだまされるな。

●超一流の患者とは4

 一年振りの再入院。看護師のメンバーも大半は入れ替わっている。それでも、よく自分のことを覚えていたな。   

患者本人は、看護師のことを良く覚えている。一病棟当たり五0人定員の患者としても、年一000名以上の入院患者がいるはずだ。

看護師は、患者の顔なんか覚えていられないと思う。自分は、超一流の患者だから、看護師は覚えていたのかな。

●印象の薄い患者とは5

三カ月間、入院していたことがある。おとなしく、入院していた。顔を覚えられるほど、悪さはしていない。

午前中の下らない血圧測定だって、逃げたことは一度もない。映画を観るために、四回もタクシーを使って脱走したことがない。

ベッドを出てから、一一時間後に病室に戻ったこともない。その他色々、素直だった。言葉も少なく、印象の薄い患者だった。 

●患者の思い出6

三カ月間入院した。退院一カ月前に、新入りの看護師が来た。あまり出会っていない。一年後、再入院した。

その看護師は、自分のことを覚えていた。看護師とは、一人一人の患者の顔を、意外と覚えているものなのか。チョッと、不思議…。

再入院したとき、入院患者は情けないが、病棟に懐かしさを覚えている。しかし、看護師たちは、入院患者本人へのなつかしさより、業務を優先している。当然だ。再入院患者への懐かしさなど、一々かまっていられない。つまらん。

病院に思い出を抱いているのは、入院患者だけのようだ。看護師には、患者の過去の思い出など必要ないようだ。思い出に、浸っている余裕などない。「今」が重要なのだ。