マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

戦えよウルトラ・マンタロウ10

2007-04-12 22:26:26 | Weblog
怪獣大戦争。

マンタロウは、怪獣マチハカイによって倒された。右手の「ひとさし指」を痛めた。近所の大学病院に、運ばれた。

20階建ての、最新型の大学病院だ。医者も看護師も、大勢いる。財政的には問題ない。電力を停止されることはない。安心、あんしん。

ところが日本国内には、「ウーマンマン星人」が「女性」に変身して隠れ潜んでいた。大勢のウーマンマン星人が、密かに日本を支配しようと企んでいた。特に、「おばさん」に変身していた。

病院内で働く全てのウーマンマン星人たちが、1つ上の階に上がるにも、6基しかないエレベーターを酷使している。女性看護師や女性職員も、横着な使い方をしている。横着な、ウーマンマン星人だ。階段を使えよ。歩くのは、嫌いなのだ。

そのエレベーターは、「奴隷怪獣エレベーター」だった。しかもウーマンマン星人の体重は、重い。とうとう、電力が不足してしまった。運行できなくなった。停止だ。

「怪獣エスカレーター」も、体重の重たいウーマンマン星人を運んでいる。その重さに耐え切れていない。重量オーバーは、あきらかに違法運行だ。「ポリス星人」や「ギョウセイ星人」に見つかったら、営業停止になる。

それでも奴隷怪獣エスカレーターは、おばさん、いや、ウーマンマン星人に脅迫されてエスカレーターを動かしている。

「奴隷怪獣トイレット」は、ウーマンマン星人が必要以上に電力・水道・ペーパーその他、平然と大量に使用されているため、疲労の限界に陥っていた。

ヘアドライヤーを持ち込んでは、電気を使用している。ナプキンもよく落とされて、配管がいつも詰まっている。

面倒くさがり屋のウーマンマン星人は、電力量をたくさん使用している。これでは、病院の電力供給が追いつかない。

マンタロウは、脳や身体の検査を受けた。その後、手術室に入った。手術が始まった。ところが、全病院内が停電した。ブレーカーが飛んだ。ウーマンマン星人たちの使用量が多くて、とうとう電力の供給が停止されてしまったようだ。

一方、原子力発電所も、供給に追いつかなくなってしまった。それは、「奴隷怪獣ゲンパツ」が電力を発電していた。その怪獣も、疲れきっていた。ヒーハーフーハー。

奴隷怪獣ゲンパツ「日本中にいるウーマンマン星人が相手では、俺1人では供給できないよー。もっと、原子力発電所を増やしてくれよー」

ウーマンマン星人が電力を酷使しているのであって、日本人の女性・おばさんたちが決して酷使しているわけではない。

手術室は真っ暗だ。こういう時に限って、自家発電が稼動しない。日頃の点検が、できていないようだ。原因は、「奴隷怪獣ジカハツデン」が、さぼっていたようだ。怠け者だ。

暗闇の中で医者は、マンタロウの「突き指」を直すのであった。イテーっ! 手術するほどの治療ではない。大げさな、マンタロウだな。

大学病院が、ウーマンマン星人を通して感染した。「オバサンウイルス」に感染した。ワクチンがない。「怪獣ダイガクビョウイン」は、とうとう下痢をおこして閉院に追い込まれるのであった。

ウーマンマン星人は、厚かましく、図々しく、根性が座っているのでワクチンは必要ないようだ。

マンタロウは、将来、ウーマンマン星人と戦って勝てるのであろうか。