マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

戦えよウルトラ・マンタロウ9

2007-04-10 00:12:13 | Weblog
怪獣バーリバリ病院。

ホッカイミチ星座にある惑星バーリバリ。バーリバリ帝国。

マンタロウが、怪獣マチハカイにやられた。ドテッ。相変わらず、弱い。額に重症を負った。激痛で、ワンワン泣いている。

光速救急車で、バーリバリ帝国にある、市立バーリバリ総合病院に搬送された。これで、マンタロウも安心だ。

と、思いきや。施設は立派な総合病院なのに、医者は院長1人しかいない。看護師は3人だ。おいおい。帝国の病院は、ここ1件だけだ。老人の患者が、大勢通院している。

バーリバリ帝国は財政破綻に追い込まれ、市立バーリバリ総合病院も間もなく閉院になるみたいだ。おいおい。こんな病院に、搬送するなよ。

多忙の院長は、仕方がないから、大切なマンタロウの手術を最優先して、他の通院患者を後回しにした。院長は、目をこすりながら手術を行った。眠い。24時間、働きづめだ。フラフラとして、倒れそうだ。

しかも、助手の看護師は1人もいない。違法だが、手術経験の豊富なホームヘルパー2級の女性スタッフに、手伝ってもらった。これでも、ベテランなんだぞー。

ところが、手術中なのに、停電が起きた。勘弁してよー。ブレーカーは、落ちていないようだ。なぜ? 

答えは簡単だった。病院も借金だらけで、電力会社に電気代を数ヶ月も支払っていないのだ。滞納していた。結果、電気を停められたようだ。

契約は契約だ。電力会社も、情けはかけない。病院だろうが、市役所だろうが、容赦はしない。電力会社の背後にいるのは、怪獣デンリョクカイシャが犯人だった。

マンタロウは、重傷だ。額にカサブタができて、ワンワン泣き叫ぶのであった。バーリバリ、ユウバリ。カサブタは、

何も塗らない、何もしないのが特効薬である。