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クロアチア・スロベニアを巡って 4: ポストイナ洞窟

2015年10月02日 | 連載完 クロアチア・スロベニアを巡って


< 1.巨大な洞窟 >

今日は、手軽に冒険気分が味わえる巨大な洞窟を紹介します。
ここはスロベニア南西部の丘陵地帯の端にあります。
8月31日、私たちはここを訪れました。



< 2. いざ洞窟へ、正面右側の穴が入口で左側が出口 >
右側の建物で、昼食をとりました。

ポストイナ洞窟について
スロベニアには1万もの鍾乳洞があり、ヨーロッパ最大のこの洞窟には年間55万人が訪れます。
カルストの語源は、この地方の古代名に由来し、スロベニアやクロアチアを巡っていると石灰岩の山肌が多いのに驚かされる。

この洞窟の総延長は20kmあり、観光コースは約5kmで、そのうち1.3kmを徒歩で約1時間かけて観光します。
私が最も興奮したのは、洞窟内の往復3.7kmをトロッコで疾走したことでした。
これはお薦めです。




< 3. 洞窟内を走るトロッコ >
ここをクリックすると42秒のビデオ映像が見られます。

予想していなかったのですが実にスリリングで楽しい。
まるでインディ・ジョーンズ「魔宮の伝説」の主人公にでもなった気分でした。
トロッコは頭が天井に当たりそうなトンネルを抜け、暗く変化のある洞窟内を走ります。
座りごごちの良いトロッコなのですが、冷たい風が全身に当たります。
防寒具は絶対に必要で、歩く時は脱げるようにした方が良いです。





< 4. 洞窟前の様子 >
洞窟前の通りにはチケット売り場だけでなくホテルや土産物店、レストランが揃っています。
大きな駐車場との間に農家と水車小屋があった。









*5
これら洞窟内の写真は観光順に並んでいます。

歩いていくと、先ず洞窟の大きさに圧倒され、次いで暗い通路を上り下りすることで、それを実感することになります。



* 6
多くは茶褐色の岩肌なのですが、時には純白の鍾乳石に出会います。

この洞窟の写真撮影は難しい。
洞窟内の生物保護の為に照明がほとんど無く、要所要所に弱いスポットライトがあるだけです。
撮影は可能なのですが、フラッシュは禁止です。
中国桂林の鍾乳洞とは大違いです。



* 7
大きな石柱を見ていると200万年もの長大な年月もうなずけます。



*8



*9



< 10.下の写真の右がブリリアント、左がギガント >

あとがき
他に見所もあり、変わったイモリもいるのですが、写真がうまく撮れませんでした。
ここでもスロベニアの自然保護の強い姿勢を感じました。
洞窟内の電車は電気駆動でした。

次回に続きます。



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