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穿つ者 1 : 連載のはじめに

2015年02月08日 | 連載中 穿つ者

*1

新しく人物にスポットを当てた連載を始めます。
社会にインパクトを与えた人物を選びます。




* 2

私は常々、人に関して不思議に思うことがあります

それは改革する人としない人です。


自ら周辺にも改革を進める人もいれば、現状維持を守り、変化を望まない人もいます。
企業では、改革が止まれば競争力は低下し、やがて倒産に至ります。
私は改革が組織や社会をより良くするには必要だと思います。
しかし企業に勤めていた経験では、やはり自主的に改革を行う人は希です。
多くは上司の命令で嫌々行っているのが実情です。
確かに、改革は本人に負担であり、他者と軋轢も生じます。
避けて通りたいと思うのは人情です。



* 3

そうは言っても
企業では、親方日の丸でも無い限り、改革しなければその付けはいずれ我が身に降りかかります。
そうは言っても大きな組織では、一人が手を抜いても影響はわずかです。
歴史が示すように、多くの社会と国家は慢性病を患い、プラトンも嘆いたアテネと同様に衰退しました。
まして大きな社会(地域社会、国、世界)ともなれば、多くの人は衰退に対して責任を感じることは困難と思われます。
さらに、否応なしにグローバル化が進む現代では、私達は益々大きくうねる大海に浮かぶ一片の枯れ葉のようなものになりつつあります。



* 4

一方で
そうした中にあっても世界や歴史を見ると、個人が社会を改革し、良い方向に大きく進むことがあります。
社会や国家が腐敗し、いがみ合い、衰退していく中で、それに一人で立ち向かった人々がいます。
社会に警鐘を鳴らし、孤軍奮闘したが徒労に終わった人もいますが、その行動が後に続く人に希望と勇気を与えることになりました。

私は、絶望の淵に立ち、多くの反対を乗り越え、新しい希望の種を撒いた人々を紹介したいと思います。
その人の事跡と改革のポイントを紹介したいと思います。

次回から、南アフリカで活躍したマンデラ氏を取り上げます。





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