明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

すずめ 増田恵子

2020-08-23 07:01:00 | 僕の音楽日記
作詞 作曲 中島みゆき

「すずめ」

ピンクレディー
解散後
踊らないケイちゃんが
ソロデビュー曲第一弾に
中島みゆきさん書き下ろし曲を歌う
後に
ご本人中島みゆきさんは
セルフcoverしてます。
アルバム「御色なおし」にて。


81年にソロとして踏み出したケイちゃん
どこか頼りなげなか細さは
ピンクレディーの時も
陽のミーちゃん
陰のケイちゃん
みたいな感じでみていた。
そのままのイメージから
大人の歌を歌いたいとして
しっとりとした路線へ
自身最大のヒット曲として滑り出し
好調だった、
その後.82年ユーミンの曲
「ためらい」をcover。なかなか
精力的に自身の色をつけて行こうと
ピンクレディーの看板を外しての
増田恵子さんでした。

やはり、スター誕生から出ただけあって歌唱には定評あるだけに
どんな色のアーティストになるのか
楽しみでした。

歌のタイトルの
「すずめ」

すずめといえば
僕は
すずめの丸焼きを思い出す。この歌が出た頃
ちょうど
トシくんのオヤジさんと姉ちゃんとトシくんで
線路横の並びの店舗の端っこにある
オープンして間もない
串焼き屋に
食べに連れていってもらった。

まずはビール。
あの頃は瓶ビールだったなぁ
今は、ジャッキで出てくることが多いけど
あの時代
瓶ビールだった。

サッポロ黒ラベルがお気に入りだった。
串焼き屋でもサッポロ黒ラベルの
瓶ビールが通され
乾杯をし、
串焼きを頼む。

「〇〇○!すずめ食ったことあるか?」
〇〇○…は僕の名前。
トシくんのオヤジさんが言う

僕は初め、耳を疑った、
??
すずめ?

串焼き屋へは初めてだったし、
知識として
せいぜい
鶏のモモ肉、皮、心臓とか
くらいしか知らなくて

串焼き屋には
すずめの丸焼きがあるなんて
思いもしなかった。

真っ黒な感じで
すずめの丸焼き、照り焼き風になって
串に刺さって焼かれた
すずめらしきものが
出てきた。
トシくんや姉ちゃんや、オヤジさんは僕のリアクションを面白がって
僕がすずめを食べる所を楽しみながら美味しそうにビールを飲みながら
眺めていた。
カウンターでの大将も
微笑みながら串焼きに余念がない。

パリパリと香ばしい感じ、で
モモ焼きみたいな感じはなく
煎餅にちかい感じ

でも、
すずめ…なんだよなぁ

顔の表情がなんとも情けない僕を
みんなが笑って見ていた。

そして、店で流れるUSEN
からは
ヒット曲の
「すずめ」が流れてきた。

僕はグラスに注がれたビールを
一息飲み干して
は破顔一生
増田恵子さんの「すずめ」を聞いていた。








蝉がなく

2020-08-23 00:51:00 | 雑記
シャワシャワシャワ

耳を澄ますと

遠くから蝉が鳴く声

梅雨が明け夏の到来を知る

静寂な時にそれは聴こえてくる

ある日感じた異変…

ん?梅雨入りもしてない

去年の6月頃のこと…

もう一年以上になる

突発性難聴

初めて耳鼻科にかかる

検査、薬、効果なし…

突発性…だから治るかもしれないし

でも、気配はない

このまま上手く付き合っていく

静かなところで耳を澄ますと

蝉時雨

音のあるところでは

気にならない

好きな音楽もイヤホンで聴く

原因はストレスと、加齢

ポンコツになってきた証拠

いつまでも完成品ではいられない

欠陥品とてそれなりに…

痛い、痒い、痺れる

年寄りの証拠

幸いまだそれはない。

蝉が いなくても

蝉がなく

蝉が鳴いている

聞き取りにくい音域を示す

データを見つめ

そんなに、気にならないけどなぁ

幸い、まだこれくらい、

発症から1年少し、

蝉は一週間の命

僕の耳の奥のセミは、

越冬して、もう、1年と少し

蝉時雨は嫌いじゃない

心落ち着け、座禅の境地

遠くで 


蝉時雨

静かすぎるのは

どちらかといえば

嫌いだから

わちゃわちゃしてるくらいが

丁度いい。


いつまでも100%ではいられない

100%での登用はもう、無い

父親の癌の進行 そして

年齢…

そして自分を思う

ああ、確実にこれだけ歳を取った

親は親 子供は子供

でも確実に月日は進んでいた。

実家の庭の柿の木から

蝉の鳴き声が聞こえていた

あの夏から

もう40年は経っているのだから