明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

侍ジャイアンツ 松本茂之  (水木一郎)

2020-08-06 17:43:00 | 僕の音楽日記




https://youtu.be/MtV3LUd97LE
このアニメが、漫画より後にテレビ放映された。
「侍ジャイアンツ」
「巨人の星」のあとをうけて
野球=巨人
という流れで
梶原一騎さんが
井上コオさんと週刊少年ジャンプで連載していた
破天荒なキャラクターの
番場蛮 を 中心に展開する
ライバルとの野球対決。

魔球…現実的には不可能な
いわば夢のような、漫画だからできる 超人的魔球を次々と編み出して
ライバルと対決する
漫画、アニメに夢中になっていた。

ちょうど小学校6年の時必修クラブで僕はソフトボール部にいた。
僕の小学校は新設校 分校で
いわば市の中で新しい学校だった。
その分伝統とか、文化みたいなものは、少なく
自由で、闊達な雰囲気で楽しかった。のびのびとやらしてくれる
ソフトボール部も
市の大会では
8校小学校があった。その8校が参加する
トーナメントのソフトボールの大会で
僕の小学校も決勝に進んだ。
その時バスで遠征して、
遠くのH州小学校で決勝戦を行うことに…
ソフトボール部の副顧問には
教育実習で若いスポーツ系のハキハキした女の先生がついていてくれて僕はその先生にも
いいところを見せようと
張り切っていた。
あの頃の僕はお調子者で
おちゃらけ者だった。
お調子者というと、
ソフトボールの試合中
準決勝での試合
圧倒的にゴールドゲーム寸前の
大差の付いたゲームに
バッターボックスに入った僕は
まともにバットを構えず
居合い抜きのように
バットを腰のあたりに刀のように構えて
バッターボックスに入った事があった。
もう、試合も決まって
真剣にやる気がなく
お調子者、おちゃらけて
お遊び気分で
そんな構えからボールなんて
打てっこないのに
なめたことをしていた。

真剣にやらない態度に
さすがにベンチで副顧問の女性は
あからさまに
怒っていた。

僕の中では
大差のついた試合
そこまで真剣に最後まで
やる必要もない…
いわば
戦いの糸がキレていたわけで
5番バッターの僕は
クリーンアップを打ってるおごりもあってなめた態度を見せていた。

しかしながら
後々思えば
スポーツマンシップとか
相手に対して、応援してる人達に対しても
失礼な事をした事に
気づいた時は
恥ずかしい事をしたと
深い反省に入った。

準決勝まで順調だった僕らの学校も決勝では
コテンパンにやられて
勝って兜の緒をしめなかった
緩みが、おごりが
優勝への道を遠くしたことを
今でも深く記憶の中に残っている

手を抜く性格。
畳み込んでトドメを刺す
という非情さも
勝負には必要。
それは
生死をかけた
生き様で世を生き抜いた
「侍」ならば
己の刀と腕が鈍ってしまえば
手を抜いてしまえば
斬られて命を落とす事になるわけだから
「侍」「侍ジャイアンツ」のように
命をはる
という終わりまで
手を抜かない事の大切さを
あの頃 反面の教訓で
心に刻んだ。

何しろ、試合後
副顧問の女性の先生に
ずーっと
お小言をいただきながら
帰りのバスのバス停まで
説教だった僕。
凛として
スポーツマンのその女性の先生には憧れてたから
何かバツが悪かった。


「侍ジャイアンツ」の歌を歌いながら
バッターボックスに入って
歌いながらプレーしてた
お調子者の僕は
その後
二度とそんなことは
する事もなくなった。

♪ずんたたたぁ ずんたった
ずんたたたぁ ずんたった

8分の6拍子 のこの歌は
躍動感、戦闘態勢を高揚させるリズムに感じて
結構お調子者の僕は当時から気に入っていた。
いわゆる三拍子のリズムに心を掴まれるのは
小さい頃から
色んな場面であったのだ。