ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

樹を移す季節の一コマです

2012-04-19 06:17:31 | 庭の仕事誌
 今日は、青葉の仕事現場の一コマです。
桜さんが咲いて、お庭も鉢植えも、移植のシーズン。
生き物が相手ですから、旬をはずせませんね。

昨日は、チャボヒバさんの移植などを行いました。
画像は、横たわって待機中のチャボさんです。
これから、細心の注意を払いながら、仕上げの作業です。



こちらも同じく、10年前に移植した、大物のチャボヒバさんです。
成長が遅い品種にしては相当に大柄、江戸時代から生きていると思われます。
昔は、成長に時間を要する樹が珍重されました。
旧家のシンボルでしたが、今はいろいろなご縁で、新しい場所で生き続けています。



移植した時よりも、元気になった大チャボさんです。
当時は、幹のウロが縦長に口を開けていて、その中にオオスズメバチさんの巣がありました。
現在は、自ら幹を太らせ、リスクは封鎖され、安全な庭木になりました。



こちらは、10年前に植え替えたクロガネモチさんです。
機械がようやく入る狭い塀の間から、土も落として、無理やり運び出しました。
丸坊主さんでしたが、幹も一抱えほどに太り、鬱蒼と繁っています。

時の経つのは早いもの。
光陰、矢の如し。
学、成り難し。
少年、正念場。

 こういう現場の仕事も、いろいろなコツや心構えが必要です。
様々な障害があっても、よどまず流れる手順は、同業の先人・先輩からの伝授のお陰が大です。
感謝の心で、発展させながら伝えていければ幸いです。



銀木犀(ギンモクセイ)の巨木さんが、悠然と枝を広げています。
15年前に剪定のご依頼もありましたが、放任をご提案しました。
足元が清々しければ、そこが庭になります。
時の積み重ねの木陰は、掃き清めるだけで、自ずから清々しい風が通います。



太い根っこがしっかり大地をつかむクスノキさんも、5年を経て、太り続けています。
移植の季節に、根っこの大事さを思う。
何事も、目に見えぬ大事なものが欠かせません。
根っこがあれば明日があるさの、現場作業が続いております。
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