ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

たかが平凡されど平凡人工林

2011-12-03 06:23:36 | 里山に捧ぐ
 ここは、栗栽培で有名な、茨城県笠間市・岩間地区。
スギさんヒノキさんの人工林です。
ちょっとほの暗い中ですから、日陰好きのヤツデさんも自生して、威風堂々です。

最近は日が短いですから、写真の撮影時間も限られます。
ただ今昼休み、貴重なスキマ時間を生かして、現場の隣の人工林を訪ねます。

外見は、どこにでもある、こんな感じの藪に覆われています。



中に入ると、左はヒノキ林、右側は、間伐作業を経ている明るいスギ林です。
スギ林は、青葉のお客さんの所有です。



写真の真ん中に直立しているのは、春の新芽が山菜タラノメとして大人気のタラノキさん。
明るいところが大好きな木です。



里山の甘い甘い木の実を量産するシバグリさんも、こうして自生してます。



この若さで、既にイガイガを従えています。
さすが桃栗三年ですね。
丸い黄葉は、ヤマウドさんです。

春の新芽は、香りも歯ごたえも良好の、通の味覚です。
キンピラにもなりますよ。
実はもちろん、小鳥さんの好物。
お弁当頂いたばかりなのに、美味しい連想が止まらず・・・。



食い気の話が続きましたので、ここで中入り、ちょっと一息いれましょう。
おっと、小粒の黄葉は、小粒でもピリリと辛いサンショウさんです。
サトイモの木の芽和えを思う青葉の連想は止まず・・・。



頭上では、ヤマウルシさんも粋な黄葉で演出。
これがまことの、ウルシイ午餐です。



日陰で黄色のままですが、このモミジさんの良いところは、葉の伸び方。
光線不足の環境の中で、力一杯に伸ばした頑張りが、はっきり見てとれます。



日陰に強い山菜、ゼンマイさんたちは元気です。
奥に分け入ると、そこかしこにゼンマイさんの黄葉が一杯のゼンマイ王国でした。
美味しいお話をしているうちに、まもなくお時間です。



間伐が遅れているところは、シラカシさんが行け行けどんどんです。
太鼓の音が聞こえてくるような勢い。
こうして、鎮守の森が自ずから再生しております。

シラカシさんの葉は、キクさんの肥料に最高です。
キクの花というものは、集合花です。
つまり、世界に一つだけの小さな花が集まって、さらに大きな、世界に一つだけの花を生みます。

キクの女神さんは、菊理さんでもあり、九九理さんでもあるという伝承もあり。
大きな宇宙が小さな花を生み、小さな花が、やがては大きなオキナの舞も生むという。
めでたい宇宙のおハナ史です。

キクさんって奥が深そうですよね。
ちなみにこちらは、クリが盛んな岩間の土師(はじと読みます)地区です。
キクはいい時のハジまり。

お陰さまで、九里も実ってクリエイティブな茨城笠間の昼休みでした。
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◎里山生きてます・茨城笠間!
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