ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

新年祭ご奉仕の記

2019-01-02 08:23:44 | 里の歳時記
里の鎮守さん、三瓶神社の年越し。



その夜は風も無く、満天の星空でしたが。
大樹の陰のヒサカキ青葉さんも、凍てつくような厳寒。



それゆえに一層、参道の御神気が確かに伝わる印象でした。
元来、御祭というものは夜に執り行われるものらしいです。
由緒ある古社では、今もなおその伝統は伝えられておりますが。



我らがご奉仕しております鎮守さんにおきましても、新年祭だけは、夜のお出まし。



夜の祭の準備のひと時ならではの、凛とした静けさ。
そこから伝わる感覚は、常の暮らしの中でも、折々意識したい大切な世界。
とかなんとか呟きつつ、シャッター押しましたが、それにしても寒い寒い。



 そして。
その寒さの中だからこそ、嬉しい焚火。
ありがたや、ありがたや。



行く年の御神札のお焚き上げの御神火と、暖房兼明かり取りのかがり火と。
二つ揃って、阿吽の呼吸で恵比寿大黒。
福の炎からあふれ出る遠赤外線に、お天道様の幸を体感致しつつ。



しばらく、皆さんを待つ間に、よもやま話など。
祭というものは不思議なものです。
なぜか昔の、それぞれの記憶の引き出しを開けての会話が交わされます。



お陰様で今回も、地域の歴史の貴重な一コマを垣間見た思いあり。
普段も、御神酒と甘酒のお陰様というものは実在するものですが。
特にこの、夜の帳のお陰様こそが、地域の知恵を伝える気がします。



 さて、困難がつづきました平成三十年をお送りして、皆と迎えた新年。
年の初めのためしとて、終わりなき世のめでたさに感謝。
日本国の基本には常若の心あり、世に終わりは無いという心の伝統は、きっと未来の世界の希望となります。



その心でお迎えした、有り難い新年。
氏子総代の任期四年目の最終年、厳寒の夜に体感した常若の心でした。
では本年も、日本国と皆様がご多幸でありますように、心よりお祈り申し上げます。

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