ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

厳寒くぐって聴く石の詩は

2018-01-31 07:07:55 | 石の仕事誌
 最高気温2度Cの風の中、本年最初の石材探索レポート。



上の置き場からの帰途、許可を頂き撮らせて頂きましたが。
先週の雪の翌々日、おなじみの石切り山脈さんも、さすがにこの日は厳寒で。
最近は観光スポットとして、寒くても熱いと聞きますので、次回はしっかり撮影させて頂きます。



 さて、帰途はブログ主関係者の旧宅跡へ、古材の下見。
布基礎で使用された、縁の下の力持ちさんたちですが。
石に捨てるものなしの心で、しっかり保存されておりました。



旧宅の解体に伴って出たものですが、今春予定の現場二か所にて、適材適所のご提案をさせて頂きます。
一般には廃材と称されますが、実際のところは、まさしく良材。
見えないところで積んだ長年の徳を、これからは人目に付くところで、発揮して頂ければ幸い。



その意味では、これからが石の本当の人生かもしれません。
石は古びても石であり、古びてこそ石の本当の良さがにじみ出るものです。
人間さんも、できればそうありたいと願うこのごろですが、ふと、七年前を思い出しました。



大震災の悲劇は忘れがたいものですが、その中の一つにも石の悲劇もあり。
崩れたことそのものももちろんですが、どさくさに紛れて処分されてしまった膨大な石の仲間たち。
特に大谷石さんが多かったのですが、石は割れても中まで石、時間さえあればと惜しすぎる混乱でした。



この続きは、またの機会に語らせて頂きますが、これまでにも増して再生こそ石の仕事の本分と心がけ。
特に、先人さんによって加工された古来の石にこそは、石の理に沿う地球さんの詩の記しもあり。
御縁ある方のお足元の幸として、感謝で働かせて頂きます。
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