ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

梅雨の晴れ間に仕事のやりくり

2011-06-30 02:11:12 | 里山に捧ぐ
 梅雨の晴れ間というものは、本当に暑いです。青葉の現場では、暑さと戦わずに、もう一度鎮守の森陰へと向かいます。田んぼの仕事もこなしながら、よく働きよく眠り、元気に夏を乗り切りたい。高温多湿だからこそ、森もよみがえり育つ風土です。どうか緑の潤いとともに、夏を健やかにお迎えください。

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 濃い緑一色になった里山が、霧を帯びながら笠間盆地を囲んでおります。
梅雨の晴れ間の暑い日が二日続いて、昨日は雷の響きも混じるにわか雨もあったようです。
夕方6時ごろ現場から戻り、田んぼ道から青葉自宅方面を望みますと、あたり一面しっとりしていました。

 現場の仕事はお陰さまで順調でした。
ここから車で20分、水戸市西部の鎮守の森の仕事場は、この暑さとは別世界で、仕事に集中できました。

前日も涼しい作業、その前日も、霧雨を巨木さんが凌いでくださり、支障なく作業できました。
森というのは有難いと、スタッフも皆、何度も感謝の現場です。
お陰さまで、若返る気がします。

 皆さんの近くにも緑が一杯になるといいですね。
グリーンカーテンひとつでも、空気の潤いは育ちます。
そして、機会あれば、少しでも緑が豊かなところに近づいて過ごす。
そして、近づいた人同士が、「涼しいですね」「ほんとです、緑はありがたいです」と、言葉を交わす。
そういう会話が増えれば、何かが少しづつ変わっていくと思います。
 
梅雨の晴れ間の暑さというのは、身体にこたえるものです。
修行間もない若者がしばしば目を回すのもこの季節です。
蒸し暑さと、暑さにまだ慣れていない体調の管理、水分の補給不足など。
どうか皆さんも、動き方の工夫をされまして、この暑さを凌がれますように。

 青葉の現場では、暑さに対応して予定を変更、引き続き森の現場に通うことにしました。
体調管理の他、現場の地盤の状況も、この天候で良好になったためです。
延期したほうの現場にもメリットがあります。
モルタル使用工事のため、品質保持のためには、暑さを避けるのがベターです。

実は、コンクリート系の工事も、温度と湿度がとても大切なのです。
暑すぎてもだめ、寒すぎてもだめ、強い風の日も乾燥が早いと厳しいものです。
余分な養生対策が必要となり、いろいろ手間がかかります。
コンクリートは水で固まるわけですから、生き物と同じ扱いが必要なのです。

またまた話が逸れますが、セメントは石灰石が原料ですから、おおもとは古代の海の生き物ですね。
都会のコンクリートジャングルも、地球さんの生き物遺産と水のお陰で成り立っているわけです。
それを思い出して感謝する人が増えれば、都会の心の潤いも確実に増えていくと確信します。

文明は、石灰石採掘のために、山を消し去ることもありました。
笠間の里山も、みかげ石、砕石、石灰石の採掘跡地がいろいろあります。
それでも、きっといつかは再び緑が覆います。
海と山が生む雨のお陰か、岩が露出した大地も、着実に草木がよみがえる日本列島。
お陰さまとはよく言ったもので、森のお陰で健やかに働き、よく眠れるというのは、本当にありがたいです。

 田んぼさんも青々として来ました。
今日は、新スタッフもデビューするので、早出の予定ですが、その前に田んぼの草取りの二回目をこなします。
早起きしましたが、道楽百姓ですので、朝いちの仕事もなんとも楽しいものです。

田舎の朝は早いです。
それは、夜が早いからでもありますが、田舎の健やかさを保っている秘訣と感じます。

 それでは今日も、リフレッシュして、新たな気持ちで安全確実、笑顔で働かせて頂きます。


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