風雲急な時も着々と感謝です

　今週は、市内宍戸（ししど）の里に伺いました。
田んぼの彼方に、加賀田山さんを仰ぎます。



笠間は、山に囲まれております。
囲まれておりますが、どの山も、標高は低い。
低いけれども、どの山もお姿が美しいというのが、笠間の山々さんなのです。



夕暮れ時の、怪しげな雲さんです。
怪しげですが、本当に怪しいかどうかは、今後の展開にかかっています。



　西の空を見ると、明日の天気は、大体、見当がつきます。
最近は、時にお天気の予報システムが進化しましたが、よくはずれます。
年寄りさんの予見のほうが、正しいこともしばしば。

　ところで、今週は、にわかに風雲急を告げる世情になりました。
人の世のみならず、天も地も、急を告げているのが、近頃の地球さんです。



急を告げながらも、翌日は陽光に恵まれました。
黄金色の葉っぱさんは、ヌルデさんの装いです。
常に緑のシラカシの葉っぱが、背景を引き締めております。



遠くに見える山に近づけば、無数の樹木と、無限の葉っぱさんがあります。
ふと、お伊勢さんの森を想いました。
風雲の予感の中、来年は、二十年に一度の式年造替です。



何があろうとも、お伊勢さんは、壮大な聖域を保ってきました。
森と建築のみならず、自然さんに感謝する生き方を今に伝えながら、生き続けてきました。
付属の博物館さんも、手仕事する者にとりましては、優れたお手本に満ちております。



　風雲急な時こそ、己自身の心の重心を、確かに保つことの大切。
お伊勢さんからは遠いですが、ヌルデさんは、落ち着いて、紅葉を進めます。
手仕事の笠間、あらためて自然さんに感謝の週末でございます。
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