路傍のプログラマ

只のプログラマが綴る愚痴と備忘録

IronPythonでマルチプラットフォームGUIの可能性 #2

2009-06-25 21:59:21 | プログラミング
(#1 から続く)

マルチプラットフォームのためには、この便利なやつ、winforms.pyはあきらめるしかないのでしょうか?

それはちょっとなあ、ということで試行錯誤。

結局、

winforms.pyの1つ目の利点は使うが、2つ目の利点は使わない

というところで妥協することにしました。

具体的には、

(1) Windowsマシン上で開発し、winforms.pyを使って対話モードでGUIを作る。

(2) ただし、最終的なコードではwinforms.pyを取り除けるようにするため、winforms.*といった名前を使わない。

あるいは、(2)の代案として、

(2') 最終的なコードがUbuntuでも実行できるようにするため、パッケージ名のショートカットの部分だけを提供するような偽winforms.pyを用意する。

という風にすれば良さそう(少なくとも小さなサンプルを2, 3試した限りでは)。

実際には、Monoと.Netとでは機能の有無以外にも「ちょっとした」振る舞いの違いとかがありそうなので、コードがUbuntuでも動作するかどうか、開発中はこまめにチェックする必要があると思います、と但し書きを付けておきます。

ちなみに。

いろいろやってるうちに気がついたのですが、(PYTHONPATHのIronPython版である)環境変数IRONPYTHONPATHでは、パス区切り文字が「¥」ではなく「/」とするらしい。

IronPythonのチュートリアルのディレクトリに入っているwinforms.pyにパスを通すには、

set IRONPYTHONPATH=C:/Program Files/IronPython 2.0.1/Tutorial

となります。違和感ある。

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