路傍のプログラマ

只のプログラマが綴る愚痴と備忘録

BOF: 知財としてのJava、または、二匹目のドジョウ

2010-08-17 09:24:12 | Birds-Of-Feather
記事「GoogleはOracleのパテント訴訟を根拠レスと一蹴, オープンソースいじめの悪行と呼ぶ」
http://jp.techcrunch.com/archives/20100813android-oracle-java-lawsuit/
より。

Sunは結局Javaケータイの上前をはね損なったけど、Oracleが代わりに訴訟を起こしてる、ということですね。

SunがMSからお金をもぎ取ったときみたいに、OracleがGoogleからお金をもぎ取ることは可能でしょうか?

・・・無理そうだけどなあ。

オープン化 + はやる → 分裂、のケース最新版ですね。


(2010/08/17追記)
記事「Google、Oracleの提訴に反撃――Androidとオープンソースを防衛へ (2/2)」
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1008/17/news030_2.html
によると、

「Androidチームは、Java Micro Editionのライセンスを受けるのではなく、そのコードをリコンパイルしてDalvik VMを開発した」

とあります。驚愕。

もしこれが本当なら、コードをリコンパイルしただけなのに、ライセンスを変えてリリースした、ということになります。

オープンソースをうまく使い倒してきたGoogleらしからぬ大コケじゃないですか。

本当かなあー。にわかには信じられない。

(2010/08/18追記)
↑は事実誤認でした。
(原文の記事に「コードを取ってきて」とある部分で、さらに別の記事を引用しているのですが、その記事を読んでもJava Micro Editionのコードを取ってきた、とは書いていませんでした。)

記事「オラクル、Java関連特許をめぐりグーグルを提訴」
http://computerworld.jp/topics/legal/188915.html
によると、

Dalvikの開発がクリーンルームで行われたかどうかが争点になるようです。

それにしても、GoogleがSunを買っとけばなー、と思わなくもありません。

きっと、56億ドルで買収(Oracle → Sun)するより、20億ドルで和解(MS → Sun)するほうが安い、と考えたんでしょうね。

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