11月の新月は土曜日。
しかし、油断していて、金曜日に24時間業務が入ってしまいました。
おまけに、明けの土曜日の午前中に技能講習会が入ってしまい、家に帰ると14時でした。
今夜は晴れ。
明晩も晴れの予報だが、少し雲が出てくる模様。
今夜行くしかないでしょう。
重い身体にムチ打って、機材を車に積み込みます。
秩父の三峰神社にしたかったのですが、疲労から、行き方が単純な栃木の山の上に変更。
出発して高速道路に乗る直前で、今回購入した新しいバッテリーを家に忘れたことに気付き、家に逆戻り。
今回新規導入したバッテリーは、日本トラストテクノロジー Mobile Power Bank 52800 MPB-52800。
52.8 Ahの大容量。
実にSG-3500 LEDの2倍以上の容量です。
その性能がどんなものか、楽しみです。
いつもはノンストップで行くのですが、今回は眠くて、行きに2回、休憩しました。
現場に着くと、とてもよい夜空でした。
雲一つなく、風がなく、夜露がまったく降りず、寒すぎず。
やはり無理してでも来てよかった。
さて、何を撮影しようか。
いつもドアップばかり撮影しているオリオン大星雲もパノラマ撮影してみたいが、まだまだ低すぎる位置にいる。
スバルがいい位置にいました。
今夜はプレアデス星団を撮影しよう!
撮影を開始してしばらく、画像の背景が明るいのが気になり、CLSフィルターを取り付けてみました。
すると、写りが改善することがわかり、最初からやり直しに。
しばらくして、EOS 60Daのバッテリーが切れました。
バッテリーを交換すると、こちらも充電切れ。
。。。。なんてことだ。。。
奥会津遠征以来、充電するのを忘れていたようです。
こんなことは初めてのことでした。
やむなく、EOS kiss X3にCLSフィルターを取り付け、撮影を開始しします。
しかし、EOS kissのバッテリーは古くなってへばっているので、満充電でもどこまで保ってくれるか。。。
案の定、2時にはEOS kissもバッテリー切れになりました。
もはや撤収するしかありません。
が、撤収前の遊びで、Stylus XZ-2をGINJI-250FNに取り付けて、オリオン座を撮影してみました。
星像がキラキラしていて、あまり好みではありません。
また、画像周辺で星がコマを引いているのは仕方がないと思うのですが、それが均等でないのが気になります。
XZ-2のレンズは高い評価を受けていますが、期待していたほどではなかったようです。
カメラの設定は、レンズが35mm換算で78mm、ISO 3200、F値2.8、露出時間60秒。
続いて、望遠を伸ばしきって、三ツ星のあたりをアップで。
焦点距離35mm換算で112mm、F2.8、60秒露出、ISO 3200。
オリオン大星雲と燃える木と、うっすらと馬頭星雲も写っています。
しかし、やはりセンサーが小さ過ぎます。
精細感がまるでありません。
まあ、遊びということで。
最後に、天の川を撮影してみました。
露出は、焦点距離が28mm相当であること以外は同じです。
家に戻って、すぐにEOS kiss X3の画像を処理しました。
それがコレ。
プレアデス星団は、GINJI-250FNとAPS-Cでは、中心部がギリギリ入る窮屈な写りになります。
なので、3画像をつなぎ合わせて合成してます。
きれいですが、ちょっと色に深みがありません。
EOS 60Daの写真は、なんと中心部がピンボケ写真でした(T_T)
やはり、到着してすぐに撮影を開始したので、筒内気流とかいうやつが安定してなかったのか、ピントがどんどんズレるんです。
一枚目はジャスピンでも、3枚目にはピンボケ、なんてことが何度かありました。
望遠鏡が大気にしっかりなじむと、そのようなことはなくなります。
なので、あとから撮影に入ったkissの方が有利だったというわけです。
それでも一応、合成処理をした60Daの写真が、コレ。
上下2カットを撮ったところでバッテリーが力尽きました。
画像処理の仕方は基本的にkissと同じはずなのですが、レッドの成分が残ってくれて、少し深みのある色合いをしています。
kissの方は、うまく写っているように見えますが、本当はこれ、縦長の写真にするつもりで撮影しているんです。
中央部分の横並び3カットを撮影し終わったところです。
上の3カットと下の3カットを撮影する前に、バッテリーが力尽きたというわけです。
なんにせよ、プレアデス星団は、またの機会に撮り直しです。。。。
新しいバッテリーMobile Power Bank 52800ですが、評価は暫定的なものとなりました。
今回は21:00にパソコンを起動し、2:00までオートガイドしてくれました。
その時点で、バッテリーの残量表示は33%ほどでした。
もし、残量表示が0%になるまで電源供給できるのであれば、あと2時間ほど保ってくれる計算です。
しかし、もしiPhoneとかノートパソコンのバッテリーみたいに、残量20%くらいで、電源が落ちるようであれば、あと1時間ほどで終了となったハズです。
現時点では、6-7時間ほどのオートガイドができることが期待されます。
まあまあの機能ではありますが、コレ一つでは一晩乗り越えられないということができそうです。
せめてこの1.5倍の容量が欲しいところです。
すると、残った選択肢はシステムトークス スゴイバッテリー DX 【リチウムデラックスタイプ】Ver2 SGB-MDC300LP2-DXくらいでしょうか。
3万7千円ですか。。。
どうしようかなぁ。
でも、Mobile Power Bank 52800 MPB-52800いいですね!考えたくなりました!
望遠鏡の部屋を片付けなければ。
千葉、鴨川でのM31(FC-76&レデューサー)の初めてのコンポジットのURLを乗せておきます。
(これがはじめてのオートガイドでもありました)
バラ星雲はやりすぎですかね!
私はブログをやっていませんので、作り方も勉強しないと!
また、来ます。
望遠鏡導入の記録、とても楽しく読ませていただいております。素人の私でもわかる素晴らしい写真ですね。
私も、EQ6PROを購入し、カメラの望遠レンズを載せて撮影を始めたところです・・・・ど素人です。
ところで、質問させてください。望遠鏡購入にあたり、ケンコーのSE250Nを検討していたのですが、このブログを拝見し、GINJI250FNも気になり始めてきました。そこで、GINJI250FNの購入を決められた理由、SE250Nも検討されていたとしたらなおさらその理由をお教えいただければありがたいのですが。急な質問で大変失礼いたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
でも高価な方だとディープサイクルバッテリーと充電器が買えちゃいますね。
コンポジットの枚数を稼げばさらによい写りになりそう(^^)
今後が楽しみですね。
にしてもFC-76って、古そうですがずいぶんシャープに写るんですね。
僕も屈折望遠鏡を検討中ではあるんですが、なかなか決断ができてません(^^;)
やっぱ屈折、高いっすねぇ。
バーダーのコマコレ、まだ使いこなせていないのですが、笠井トレーディングのコマコレより数段上の写りです(^^)
パーティノフ・マスク、使ったことがないです。
いずれ僕も使ってみたいです。
GINJI-150FN、僕も検討しました。
が、250FNをまだ使いこなせていないので、手を出すのをやめました。
250FNの主鏡がかなりデリケートなので、主鏡がさらに薄い150FNは、さらにじゃじゃ馬だと想像します。
振り回されてください(^^;)
やはり、これだけ写真が撮れると、見せる場がほしいですよね。
慣れの問題だと思うので、ぜひブログに挑戦してください。
楽しみにしています(^^)
僕もまだまだ素人ですよ(^^;)
今も、オートガイドと反射望遠鏡に振り回されっぱなしです。
何もわかってないんだな、と毎回思い知らされてます。
EQ6PRO仲間ですか。
他の赤道儀を知らないですが、EQ6PRO、いいですよね。
慣れれば極軸がバッチリ合ってくれますし、搭載重量をかなり越えても黙って動いてくれます(^^;)
SE250Nは確かに検討しました。
が、一眼レフを取り付けるには接眼部が弱いという記載がネットに散見されます。
GINJIシリーズは、接眼部が一眼レフを安心して取り付けられる頑丈さを強調しています。
最初から一眼レフでの天体撮影が主目的だったのでGINJIにしました。
GINJIとSE250Nの接眼部を見比べると、その差がわかると思います。
また、マイクロフォーカス機構があるかないかも大きな違いになると思いました。
なお、25cm反射望遠鏡ですが、もしも初めての望遠鏡として購入されるのであれば、手放しではお勧めしません。
重くて大きいので、取り回しが大変だし、EQ6PROに乗せた状態での光軸調整も楽ではないですし。
25cm鏡を選ぶ人が少数派で、多くの人が20cm鏡を選ぶのが、今はよくわかります。
が、僕自身は、初めての反射望遠鏡に25cm鏡を選んだことを後悔してませんし、もしもう一度振り出しに戻ったとしても、また25cm鏡を選ぶと思います。
初めて手にする反射望遠鏡とするには、ある程度根性が必要ですが、手間暇のかかる愛すべきじゃじゃ馬だと思ってます!
でも、手にしたら手放せませんよ!
実は、4万円弱のSUGOI BATTERY 75Ahも購入しちゃいました。
75Ahにして、人差し指1本で持ち歩けるこの軽さ、たまりません(>_<)
4万円あったら、安いガソリン発電機とポータブルガソリンタンクを買えてしまいますね。
でも、このコンパクトさ、軽さ。
腰痛持ちの味方です!