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安呑演る落語

音源などを元に、起こした台本を中心に、覚え書きとして、徒然書きます。

王子の狐

2006年01月28日 | 落語
王子の狐

 以前は、お稲荷さまのお祭りには、いずれのお子どもも ”稲荷まんねん講(連れだって唄いはやしながら勧進して歩く)” などといって、ほうぼう小づかいをもらって歩いたもので、今日(コンニチ)は時勢に従って、そういうイヤらしいことをする子ども衆はございませんが・・・・しかし、稲荷さまを祭る家では、太鼓をたたきお神楽をいたし、稲荷ずしをこしらえたりこわ飯をふかしたりして、子ども衆にごちそうをいたします――。
 狐は、このお稲荷さまのお使い姫・・・・とかいって、いなりの信仰者は、たいそうこれを尊みます。
けれども、狐は陰獣で、よく人を化かすと申しまして、同じ化けても狐の方は利口に化けますが、狸の方は化け方がドジでございます。
 ある田舎で、大ぜいの者が寄ってバクチをしておりました。すると狸が、どこから参りましたか、そのあたりをウロウロ歩いていると、何か人声がするから、節穴からのぞいてみると、車座になって、
村人甲: どうだい、われ、えかく勝ったでねえか?
村人乙: なに、おらァそんなに勝たねえぞ
甲: いや、勝ったでねえか!?
乙: なんの、勝つものか・・・・
 と、争っている。”ハテな、だいぶ集まっているが・・・・あァ、バクチをしてやがる。悪いヤツらだ。
よし、おれが一つ化けてって、こいつらの金をみんなふんだくってやろう。だれか村の者に化けてはいろう。けれども、大ぜいいるから、もし、その中に本人がいるといかねえ。いまにだらか出てくるだろうから、そうしたらそいつに化けてはいろう”と、表に狸先生待っておりますと、中で一人が、
乙: いずれまた、明晩・・・・
甲: じゃァ、おめェ、帰(ケエ)るのかい?
乙: おォ、おらァ帰える
甲: そこを、ピシャッとしめてってくれよ
乙: あァ、わかってるよ
  ピシャリと戸を締めて出かけた者があるから、狸は ”しめたッ”と、いきなりヌッと中へはいり、一人あいたふとんのところへドッカリ坐って、
狸: いま帰えったけンども、また一つやりたくなったから、帰えってきただ、ウン・・・・
  ヒョイと見ると、狸が坐っている。一同驚いて、”この狸めッ” と七,八人がフンづかまえる。力のあるヤツにフンづかまって、ポカポカなぐられて、とうとう死んでしまった。あまりあわてて中へとびこんだので、化けるのを忘れてはいった――そそっかしいヤツがあるもので・・・・。
  そこへ行くと狐は利口だから、化けるのが上手でございます。その利口な狐を人間が化かしたという話があります。狐に化かされた話はいくらもあるが、狐を化かしたという話はあまりございません。
  あるかたが王子の稲荷さまへ参詣をいたし、ブラブラあっちこっちを歩いておりますと、ただいまのように、まだ王子も開けてません時分で、稲むらのところにヒョックリ尻尾が見える。どうも犬の尻尾のようでない。ハな・・・・とソーッと近寄って、よくよく見ると狐に相違ない。
男: フフ、狐目、昼寝をしてやがる・・・・
  と、よせばいいのに、いたずらな人で、石を拾って見当をつけて、ポーンと投げると、狐はいい心持ちに寝ていたところを、石をぶつけられたから驚いて、とび起きてみると人間がいるから、そのまま稲むらのかげへはいてしまった。 ”ハテな、何をするのか?” 
と思って、こっちから見ているとかげへ隠れて、狐がしきりに頭へ草を乗っけています。 ”おやおや、妙なことをする・・・・” 
と思うと、ポーンと狐が一つひっくり返ると、たちまち二十六、七の半元服(眉を残し、お歯黒もしないままで丸髷(マルマゲ)を結ったおんな)のポッチャリした色白の婦人に化けた。
男: アハハハ、これはおもしろいナ。おれも今まで、ずいぶん絵や何かでは見ているが、狐が人間に化けるのを目前に見たのは初めてだ。色の白いイイ女に化けやがった。いや、こんなことを言ってるうちに危険だぞ。これは、おれが女が好きだというんで、女に化けやがったんだな?・・・・
おや、どこかへ見えなくなっちまったぞ。グズグズしているうちにばかされるぞ。よし、一つこっちでばかしてやろう
と、眉毛へつばを付けてスタスタ二、三丁(約、2,3百㍍)やってくると、よしずッ張りの茶屋に婆さんが居眠りをしているから、
男: お婆さん・・・・
婆: はァい
男: あの・・・・ほかじゃァないが、少しお聞きしたいことがある
婆: はい・・・・?
男: いましがた、ここを二十六、七になる色白のポチャリした女が、通りゃァしなかったかェ?
婆: いえ、お見かけ申しませんね
男: ハテな?・・・・なに、実ァネ、わたしといしょにお参りに来てネ、そこここを見ているうちにはぐれち
まったんだがネ、この道を通るほかに、どこへも行く気づかいないとおもうんだが・・・・
狐: モシ、あなた、モシ・・・・
男: おう、けんのん、けんのん・・・・
  眉毛へつばァ付けて、
男: おォ、どうした?
狐: あらまァ、ずいぶん捜しましたよ
男: そうかェ。わたしもさんざん捜して、どうしても知れなきゃァ王子の頭のところへ寄って、若い者でも頼もうと思っていたんだ。
今もこのお婆さんに、こうこうこういう女が通りゃァしなかったかと聞いていたところだ。まァよかった。ちょうどもう、時分どきだから、どこかでおまんまでを食べていこうか?
狐: そうですねえ・・・・
男: どこにしよう?扇屋にしようか、海老屋にしようか?
狐: どこでもよろしゅうございます
男: じゃァ、扇屋でご飯を食べよう。けれども、あすこは油揚は食わせめェな?
狐: いやですねえ、油揚なんぞ、あたしゃァ好きませんよ
男: 油揚は好かねえ?ただの狐じゃァねえな・・・・。まァ、何でもいい、いっしょに行こう・・・・
女中: いらっしゃいまし、どうぞお二階へ・・・・
男: おまえさんは、お酒は飲めるかね?
狐: ハイ、少しはいただきます
男: あァそうかい。・・・・(女中に)姐さん、お酒を持って来ておくれ。あァ、肴は見つくろってナ、どうか早く持って来ておくんなさい・・・・。(独り言で)少しは飲めると言うのが幸いだ、酔ッ払わしてやろう
・・・・。(酒が来たところで)さァ、ひとつ・・・・
*盃(サカズキ)をさされて、狐も飲める口とみえ、ガブガブ飲んだんで、いい心持ちに酔ってしまった
狐: どうも、たいへんに酔ったんですよ
男: そうかい、だいぶいい色になったぜ。まァゆっくりして行こう、まだ日が高いから・・・・
狐: そうですねえ・・・・
男: わたしもいい心持になった
狐: どうも、あたしは、たいへんに酔っちまったんですよ
男: そうかェ、だいぶ心持よさそうだ。もういけないかい?なに、頭が痛い? ああ、少し飲み過ぎたと見える。(ポンポンポーンと手をたたいて)あの、姐さん、お気の毒ですがネ、ちょっと枕を一つ貸してくださいナ。・・・・いや、なに、少し頭が痛いと言うから・・・・(狐に)まァいいから、少し横になっておいで・・・・
狐: 何だか、きまりが悪いようで・・・・
男: いいってことサ、少し寝てりゃァ、じきに酔いがさめるよ
狐: では、少しご免なさいまし・・・・
*と、それへ横になったと思うと、そのまま、いい心持そうにスヤスヤ寝てしまった様子・・・・。
寝息をうかがって、ソッと階下(シタ)へ降りて来て、卵焼きを三人前、お土産にあつらえておいたのを持って、彼(カ)の男は帰ってしまいました。
*こちらは二階に寝ていた狐、ヒヤリとしたので目がさめ、酔いもさめて、”ああ、いい心持になった”
と、ヒョイと見ると、彼の男(ヒト)がおりません。ビックリして手をたたいて、女中を呼んだから、
女中: ハイ、お呼びなさいましたか?
狐: あのう、姐さん、お気の毒さまですがネ、お湯でもお茶でも一杯くださいませんか?
女中: ハイ、かしこまりました。・・・・これへ持って参りました
狐: ありがとう存じます。・・・・あァ、いい心持になりました。あのォ、つかぬことを、お聞きしますが・・・・
連れのひとは、どこかへ参りましたか?
女中: ハイ、先ほど、お帰りになりましてございます
狐: おや、帰りましたか?
女中: ハイ、卵焼きのお土産を持って、お帰りになりました・・・・
狐: そうですか・・・・。まァ、ひどいじゃないかネ、あたしを寝こかし(ねたまんま)にしてサ。・・・・あの、
妙なことをお聞き申しますが、お勘定をして参りましたか?
女中: いえ、お勘定は、あなたから・・・・とおっしゃって・・・・
狐: エーッ!?
*言われたときには、さすがの狐も驚いたとみえまして、今まできれいな顔の年増であったのが、たちまち耳をだすと、後ろへ結んでいた帯が、大きな尻尾となってヒョックリぶらさがったから、ビックリした女中がまッ青になり、ころがるように梯子段を降りてまいりまして、
女中: 吉(キツ)さん、勝さん、た、たいへんだよ、たいへんだおォッ!
吉: 何だ、どうしたんだ?大きな声をだして、ビックリするじゃァねえか
女中: たいへんだよ、二階へ行ってごらん・・・・たいへんだよ!
吉: 何がたいへんなんだ?
女中: さっきの二人のお客ネ、一人、男の方は帰ったろう?
吉: ウン・・・・
女中: 二階に女のほうは寝ていたんだが・・・・、あれは、狐だよ!
吉: 冗談言っちゃァいけねえ、そんなヤツがあるもんか!?
女中: じゃァ、行ってごらんなよ、おかみさんのほうが寝ていたところが目をさまして、”お茶でもお湯でも
いいから、一杯くれろ” と聞くから、”卵焼きのお土産を持ってお帰りになりました” ”お勘定は?”
と言うから、”お勘定はあなたから・・・・” と言うと、ビックリしたとみえて、ブルブルと見ぶるいすると、今までいい年増だったのが、耳を出して、締めていた帯が尻尾になってしまったんだよ!
吉: うそをつくねえ、ふざけちゃいけねえ
女中: だから、早く行ってごらんよ、狐がちゃんと坐ってるから・・・・
*怪しみながら若い衆が上がってきてみると驚きました。なるほど女中の言う通り、尻尾がうしろへ出て、手を胸にあてがい、考えてる様子かから、
吉: やァ、勝さん、万さん、ちょっと来ねえ、ほんとうに狐だ!
勝: なに、ほんとうかッ!? そいつァ驚いたナ。王子に商売していて、狐なんぞに食い逃げをされてたまるものか、その狐をブッ殺してやろう
*若い衆が、七、八人鉢巻をっして、天秤棒、心張り棒などを持って、ソーッと二階へ上がってきた。
狐は自分が本体をあらわしているとは気がつかない。しきりに考えているところへ、いきなり大ぜい上がって来て、”この狐めッ!!” と打ち込まれた。不意をくらったからたまりません。座敷の中を逃げ回ったが、棒を持って追いまわされ、いよいよかなわなくなると、狐のほうねは逃げる法があるとみえて一発鼻を貫くようなヤツをパッと放った。イタチの最後ッ屁ということはよく申しますが、狐の苦しッ屁ときたら、どうもその・・・・目、口へしみこむもので・・・・、
吉: アッ、プッ、・・・・これはたまらねえ。だれだい、このさなかに・・・・なね、狐か?驚いたネ、どうも・・・。
おや、狐は逃げちまった。狐めェ、苦しッ屁をして逃げちまやァがった。とんでもねえことをした。
・・・・(帰ってきた主人に)おォ、親方、お帰ンなさいまし・・・・
主人: 何だ何だ、鉢巻などをして、てんでに棒なンぞォ持って・・・・何のまねだッ!?
吉: 何のまねッたって、食い逃げでございます
主人: 食い逃げだって手荒いことをしちゃァならねえ、お客さまにたいして・・・・
吉: それが・・・・親方、狐なんで・・・・
主人: なに?狐?
吉: ヘェ、狐が二匹来ゃァがって、夫婦(メオト)狐で・・・・牡狐の方が先に帰ってしまって、牝狐の方があとに残って、飲み過ぎて寝ていやがった。女中が行って、勘定と言うと、その狐がビックリして耳と尻尾を出しやがったんで・・・・。大ぜいで打ち殺そうとするうちに、苦しッ屁をして逃げちまいました
主人: それは、たいへんなことをしてくれたなあ
吉: 何で?
主人: 何だって・・・・おめェたちも考えてみねえ。永代(長年)こうして王子で稼業しているのは、何だとおもっている? みんな、王子の稲荷さまのおかげだろう
吉: ヘェ・・・・
主人: ヘェじゃァねえ、王子の稲荷さまのお狐さまが、わざわざ来てくだすったんだ。
せっかく扇屋へご夫婦で来てくだすったのを、ブチ殺すなどとは、あきれるじゃァねえか!
吉: なるほど、王子の稲荷さまがおいでなすったんで・・・・。そりゃァたいへんなことをしました
主人: とんでもねえことをしたじゃァねえか。今夜はたいへんだ、おめェたちはとりつかれるぞッ!
吉: ヘェーッ!?
主人: ヘェーじゃァねえ、病気にでもとッつかれたらどうする?
吉: 困ったなア・・・・どうしたらようございましょう?
主人: 尋常じゃいかねえ、おわびに行かなけりゃァなるねェ・・・・
*と、扇屋の店は大騒ぎでございまして、大ぜい揃ってお稲荷さまへおわびに行くという始末――。
 こちらは、例の男でございます。三人前の卵焼きを持って、いい心持ちにほろ酔いいげんで、
男: こんちはァ・・・・
友人: やッ、どこへおいでなすった? たいそういいごきげんで・・・・
男: いや、きょうは王子のお稲荷さまへご参詣をして、ブラブラあっちこっち歩いていきましたが、どうも浅草や何かとちがって、あの辺はいい心持ちで・・・・
友人: おひとりじゃァありますまい?
男: えー、連れがありました
友人: お連れは、ご婦人で?
男: ええ・・・・いえ、なに、狐でございます
友人: エーッ?
男: 狐でございます・・・・
友人: キツネ?・・・・ああ、吉原の花魁を・・・・(隠語で、娼婦のことをキツネといった)
男: いえ、本物の狐・・・・
友人: ヘーエッ、それは、どういうわけで?
男: 実は、こういうわけなんで・・・・。狐があぜ道で昼寝をしていたから、石をぶつけると、稲むらかのかげへはいって女にばけたんで・・・・。狐の化けたのを絵では見るが、本物を初めて見ました。
それから、こっちで化かされないうちに、あべこべに化かしてやろうと思って、王子の扇屋へひっぱりこんで、酒に酔わして寝かしておいて、卵焼きを三人前土産に持って、勘定を押付けて逃げて来ちまった・・・・
友人: ひどいことをなさるね、どうも・・・・。人間が狐に化かされた話は度々聞きますが、人間が狐を化かすというのは初めて聞きました。どうもおどろきましたねェ・・・・。しかし、それはあんた、とんだことをなすったなァ・・・・
男: エーッ、何で?
友人: 何でじゃァない、狐は稲荷さまのお使い姫というくらい・・・・。
お参りに行って狐をだましたり何かし
たら、お稲荷さまのお怒りにふれますぜ。第一その狐があとで、どんな目に会ったかしれません
男: なァるほど・・・・
友人: なるほどじゃァありませんぜ。狐を酔わして茶屋へ置いてくるというなァひどい話だ。もしもその狐がぶち殺されでもしたら、おまえさんはともかく、子ども衆やおかみさんが、どんなに祟られるか
しれませんぜ――
男: なるほど、そう言えばそうだねェ・・・・
*いくらいたずらな人でも、気がついてみると神経が起こって、悪いことをしたと思ったから、あしたの朝おわびに行こうと、その晩はうちへ帰ってかみさんにも話さず、翌朝早く起きてうちをとび出し、いろいろの土産物をととのえて王子へやって参りましたが、どこの何町何番地のだれというわけではない。どの穴の狐だかわからない。さァ困った、ほうぼうの穴へ行って様子をうかがってみまるが、知れない。だんだん来ると、稲荷さまのそばのところへ小さな鳥居があって、奥深い穴があるから、その穴へ耳をあててみると、うなり声がきこえます。
男: あッここだ。・・・・えー、ご免なさい、ご免ください・・・・。
何だかおかしいネ。・・・・えー、少々うかがいます・・・・あァ、ちいさな狐が出てきた。・・・・フフ・・・・これはおもしろいナ、フフ、きのう見た狐の子どもだ。・・・・ヘヘ、もし、あんた坊ちゃんですか、お嬢ちゃんですか? ・・・・おや、お坊ちゃんで。
どうもお毛並みがようございますナ。エー、ちょっとうかがいますが、あなたのおっ母さんでいらっしゃいましょうか・・・・実は、わたしはきのう、そのォ・・・・おっ母さんそ化かしました人間なのでございますが、どうもまことにすまないことをいたしました。ちょっとフラフラとああいう気が出ましたんで、以後は決していたずらをいたしません。どうぞご勘弁を願います。
 えー、これはつまらんものでございますが、ホンのおわびがてら・・・・。
どうか、あなたから、よろしくおっ母さんにおっしゃってくださいまし、へへ、かわいらしいお顔ですね、お毛並みのいいこと。
  ・・・・あァ、くわえて、奥へひっこんでっちまった・・・・
狐: あァ痛い痛い・・・。白や、表へ出るんじゃァないよ。おっ母さんは、きのう表へ出てネ、人間にヒドイ目にあったから、おまえも表へ出ちゃァいけないよ。おまえなんぞ子どもだから、どんな目にあうかしれない。この節の人間は油断ができないよ。表へ出るんじゃァないよ。・・・・おや、何だェ、それは?
子狐: あのネ、きのう、おっ母さんが化かされた人間が来たよ
狐: エー、来たのかい? まァ、あきれたヤツだ!
子狐: 何だか、たいへんにあやまってるよ。出て行ったら ”坊ちゃんですか嬢ちゃんですか? おかわいらしい、いいお毛並みだ” って、そう言ってたよ
狐: そらぞらしいヤツだねえ、イヤなヤツだ。出るんじゃァありません
子狐: でも、たいへんにあやまってるよ。それでネ、あの・・・おっ母さんによろしく、そう言ってくれろ。
まことにすみませんでした。これは、ホンのおわびがてらだ・・・・と言って、何だかこんなものをくれたよ。あけてみよう。・・・・やァ、牡丹餅がはいってらァ、食べようよ
狐: 食べるんじゃァない、おおかた、馬のフンかもしれない――



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