ディープ・パープルのメンバーの変遷はめちゃめちゃ複雑で、憶えるのが大変!まっ、憶えなきゃいいって話もありますが(笑)。
1976年に1度解散したディープ・パープルでしたが、1984年に第2期(黄金期)のメンバーにより再結成されます。
しかしヴォーカルのイアン・ギランとギターのリッチー・ブラックモアとは元々仲が悪く、結局イアン・ギランは1989年に解雇されてしまいます。
後任に迎えられたのは元レインボーのヴォーカリストで、リッチーとは旧知の仲のジョー・リン・ターナー。ジョーとリッチーとの間の関係は良好でしたが、今度はリッチー以外のメンバーとジョーとの仲が悪化してしまいます。
結果ジョーは1992年に脱退。その後任に迎えられたのは、なんと!
三度目のイアン・ギランでした。
リッチー以外のメンバーとイアンとは仲が良かったということもあり、リッチー以外のメンバーの総意だったようなのですが、面白くないのはリッチーです。リッチーの中での不満は大きくなるばかりでした。
1993年に『Battle Rages On』アルバムを発表し、ツアーにも参加するものの、その年の内に脱退。リッチーは2度と復帰することはありませんでした。
さて、上に貼ったのは、そんなリッチーとイアンが最悪な関係の時期のライブです。イアンがピョンピョン飛び跳ねたりと、動き回っているのに対し、リッチーはほぼ定位置でほとんど動かず、演奏することに没頭しており、お互い目を合わすこともない。
なんだか、独特な緊張感が漂っていますね。
ライブ自体は非常に引き締まった良いライブだと思います。そういう点は流石ですね。
紆余曲折あったものの、ディープ・パープルもリッチー・ブラックモアも引退することなく音楽活動を続けています。
立派なものです。
リッチーとイアンは近年仲直りしたらしい、という情報も流れています。人生色々ありますが、好きなことを続けられてきたんだから
なんだかんだ言っても、幸せな人生ですね。
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