問わず語りの...

流れに任せて

映画『ルックバック』

2024-07-15 04:01:47 | アニメ

 

 

クリエイターの狂気にも似た熱情というのは、”普通”の人にはなかなか理解されないところがあるのだろうね。

 

 

本人としては単なる趣味の域を越えて、生きる糧のようになっていることが、普通の人たちには、いずれ”卒業”する趣味のようなものだとしか理解されないもどかしさ。

 

誰にも認められない寂しさから、自分の成していることの意味がわからなくなり、諦めてしまうこともあるだろう。

 

 

そうしてそのまま、二度と復帰することのなかった人たちもたくさんいることだろう。

 

 

何故再び描くことができたのか。それは

 

 

認めてくれる人がいたから。

 

 

 

 

 

『ルックバック』というタイトル。これは

 

 

【原点回帰】というような意味でしょうか。

 

 

 

自分が成していることに意味が見いだせなくなったとき、もう一度原点に戻ってみる。

 

 

 

クリエイターが何故作品を作り続けるのか、その理由の究極はおそらく誰にもわからない。

 

 

その狂気、その熱情の源泉がどこにあるのか、究極的にはわからない。

 

 

それでもクリエイターは作品を発表し続ける。自分のために、そして

 

 

自分を認めてくれた人たちのために。

 

 

 

 

これは表現者の「現実」を描きながら、それでいて「ファンタジック」な物語でもあります。

 

 

とても高度な意味で、「マンガ」です。

 

 

多くの人に、この「マンガ」を味わっていただきたい。

 

 

 

良い作品です。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (7)
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