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~手のひらセラピストの感じるまま思うまま~

本当は間違っていたストレッチの常識~痛み改善ために大切なこと~

2014-04-17 12:06:25 | セラピー♪

「痛むのは、運動不足が原因と思っていました」


サロンには、五十肩、腰痛、膝痛など、体の痛みで来られるお客様が多くいらっしゃいます。ただ痛みが起こって直後に来られる方は少なく、原因は運動不足だからと痛みを我慢して無理に動かされる方が多いことが気になっています。もちろん、運動不足が原因で痛みが出る場合もありますが、問題なのは痛みがある状態で無理に動かすという行為。痛みを我慢してストレッチなどを行うことで、悪化させてしまう場合もあります。

痛みがあるときは動かさないでという体からの合図。まずは痛みを取ること。そのためには原因を調べることも必要です。それも早い段階の方が、治るまでの期間も短くなるということになるのです。私たちのような整体でもいいですが、それでも痛みが続く場合、原因によっては病院に行かれることをおすすめしています。

病名がわかれば併用していただくことも考えていくこともできますし、病院ではできないことでお手伝いさせてもらっています。反対に病院で原因が見つからない場合、私たちのような整体でお手伝いできることがあると思います。

肩の痛みの原因が肩とは限らない


先日肩の痛みで来られたお客様は、昨年の6月から痛みが続いているとのことでした。いくつかの治療を試しても完治しないまま、長い期間が経過してしまったようです。病院では、五十肩ではないという診断結果。痛みが起こるきっかけはあったようですが、もともとスポーツをされていたこともあり、小さな違和感があった可能性も考えられます。軽い腰痛とあと少し気になる症状も。痛みのある左肩は縮んで引き攣っている状態でした。

お腹の張りも強く施術中も痛みがありました。猫背を気にされていて腰を反る習慣があるといいます。足はかなり冷えた状態。ご自身でも自覚されていて、施術後ポカポカしてる感覚があると話して下さいました。肩の痛みがどこから来ているか、肩が原因とは限らないということも多いです。

「腰を反ることがよくない」ということをご存知の方も多いと思います。反り腰は腰への負担も大きく、けっして正しい姿勢ではありません。頭から引っ張られている感覚でおへそから上にあげるようにすると、とても楽に立つことができます。ただこの姿勢をすることが疲れるということは、体のバランスが崩れていることも考えられます。無理なく正しい姿勢ができるか、ということに意識を向けることも自身の体調管理をすることにも繋がります。

冷えも痛みを引き起こす原因にもなります。炎症を起こしていたり、ぎっくり腰などの直後は別として、温めてあげることがとても大切です。痛みがあるとき、入浴後の痛みの変化をみるとわかりやすいです。痛みが増すときは温めてはいけない時期、心地良く感じるときは温めた方がいいということになります。


適度なセルフケアは改善への早道


このお客様は、施術後、頭の高さまで腕が上がるようになりました。翌日とても目覚めが良かったとのこと。セルフケアも毎日きちんと続けてくださっているようです。痛みはまだ残っているとのことですが、その後、腕が以前よりも上がるようになったと話して下さいました。

施術も続けていただけらとは思いますが、その後も様子を伺いながら、内臓系も心配なことは病院で検査していただくと安心ですね。それが心配なければ、施術だけでなく、ご自宅での適度なセルフケアは改善への早道になります。適度というのは、痛みが起こらない範囲で動かすということ。継続することで、可動域が広がってきます。

様々な情報が流れる中で、それがご自身に合うものかどうかということが大切です。試してみて心地良く感じるものか。無理をしたり、ストレスになるものであれば、効果がない可能性があります。止める勇気も必要ですね。


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