ゆっくり引っ張ってみてください。

今日も少し手のひらセラピーのことを・・・


しくみについて、今回は２つ。

一つ目は、

血液の循環を促進するということ。

血液の循環が良くなり、新陳代謝が活発になります。

手のひらセラピーの手技は、
皮膚を引っ張るというのが大きな特徴です。

皮膚を引っ張ることで、皮下脂肪と筋肉の間の隙間が大きくなり、
血管が広がって、戻すときもポンプの作用で血行が良くなります。

これは、運動ができない状態でも、疲労や痛みを取り除くことができます。

２つ目は、

皮膚の運動ということ。

皮膚には、神経、血管、汗腺などがあります。

新陳代謝が活発になり、血行が良くなり、細胞を活性化してくれます。

その結果、皮膚が若返り、美容効果が期待できるといわれています。


引っ張るというのは、自然にできる動きではありません。

やさしくゆっくりと持ち上げるのですが、
体がほぐれている状態だと、刺激を感じることなく、体が緩んでくれます。

反対に、体が凝った状態だと、痛みを感じることがあります。

ハリがあって、硬くなっていると、ピリピリした刺激があったり、
中には、痛みで声を上げる方もいらっしゃいます。

もちろん痛みを感じやすいツボがいくつかあるのですが、
痛いということは、体がいい状態ではないということです。

ハリやむくみがひどい状態のときに施術を行うと、たまにあざのようなものもできることがあります。

これは、施術を重ねることで治まってきて、体もやわらかくなってきます。

そのときには、痛みを感じることもなく、リラックスした状態で受けていただくことができます。


このハリやむくみ、ご自身では気づいていない方が多くて、

施術を受けて初めてわかることがあります。





例えば、知ってる方も多いと思いますが、この合谷というツボ。

親指と人差し指、中指の３本で、ゆっくり引っ張ってみてください。

痛みはどうですか？

刺激を感じるでしょうか。

たまには、自分自身のカラダに意識を向けてあげる時間、作ってあげて下さいね。