お花のブローチ２種（オーダー）

SOTさんのお客様からオーダーをいただきました。

これくらいの大きさで、こんな感じのデザインで、
とイラスト入りでご希望をを伝えてくださいました。
つけられるお洋服もこんな感じで使いたい、とイメージを明確にいただいていたので
その辺の強度も考えながら制作にあたりました。

少々お待たせしてしまいましたが、気に入っていただけたとのこと。
よかった・・・ほっとしてます。。。
ありがとうございました！！！




以下、制作過程の写真を少し。。。
大きめ白磁パーツを中心にした大ぶりなお花。石膏状態です。
内側の花びらの白磁の下の部分は穴が空いていて、外側の花びらにも開けようか迷ったのですが、（重量を軽くするため）
見栄え優先で開けませんでした。
焼いた後に貼り付けタイプのブローチ金具を付けることにしました。
　　　　　　　


茎付きお花の方。花、茎、葉、のパーツを作ってバランスを見ている状態。
茎に穴をあけて葉の根元を差込み一体化させる計画。
上の葉は少し葉っぱと茎に接点を持たせて裏の補強で強度を出す。
でも下の葉は同じやり方にするより隙間がある方がデザイン的に可愛いので
なんとか茎にしっかり埋め込む方法で。
ブローチ金具はアートクレイオリジナル風車タイプを埋め込むことに。
ブローチ金具も含めて茎の幅ぎりぎりに穴をあけるのと、茎と花の接っする面を薄く作ってるので作業中の骨折が心配でした。
修復できるとはいえ、焼き上がりに響いてくることもありますもんね。。。
　　　　　　　

窯入れ前。
何やらまわりに綿みたいなのがくしゃくしゃくっついてますが。。。
カオウールブランケットという不燃性の綿のようなクッション材です。
高温の窯に入れるので銀粘土は自重で下に下がろうとするのでデリケートな形のものは形が崩れる心配があります。それを防ぎ形をホールドするために使います。
けどしっかり詰めすぎると銀粘土の収縮とけんかしてひび割れたりする恐れもあるのでふんわりと。