Renovation & Everyday

自分で改装の記録 &日々のこと

聴こえない気付かない

2013-03-27 14:53:19 | Do it myself !


ここ半年程前から 我が家へ長老が戻ってきて一緒に暮らしている。

この年齢 先日もつ鍋屋で美術学校時代の友人が集まると
自宅に70~80歳代の親と共に暮らすか 近くにいる人が100%だった。

自由にカラダが動くと

朝起床し、顔を洗って歯を磨き身支度して
下着、衣服を清潔に保ち
寝室、居間、台所などを掃除し 衣類の洗濯、収納
適度に入浴し
食材を調達し料理を作って食べ
就寝前には次の日の準備をし 歯を磨きベッドへ入る

このような日々の 基本的な動作は むしろ当たり前すぎて
何も考えずに行動している。

それが 時間の経過すること30~40年後

観察によると 食事だけが義務となり
それ以外は 公の場へ出掛ける時以外は
「あっ忘れていた」とか「気付かなかった」と言いながら
特にこれといった生活の作業はせずに
本人は日々結構幸せに暮らす。

規則正しく生活し 時には趣味などに没頭し
衛生的な生活を心掛け 歯を磨いて欲しい。 

帰宅後 「あれした?これは?」と一方通行な質問に
当の本人は 時には気付かないふり
大きな声の質問に 聴こえないふりをする。
あつらえた 高級補聴器はいつも引出しの中に大切にしまってある。

そんなある日 閃いた。
急を要する以外は 過敏にならず
私が聴こえなくなり、気付かなければいいのだ。

「見守る」

当の本人は 充分幸せなのだから。

毎日が 未体験ゾーン。








しっくりくる人

2013-03-06 16:32:08 | Do it myself !
久しぶりに 幼なじみ4人で、夜 すすきのの居酒屋に集まった。
数年ぶり。

子育てと仕事を両立するキャリアウーマン。
小さかったあの子が高校受験だと話す人。

短大を卒業してから、ひとつの会社にずっと勤める安定感ある友。
彼女は10年以上スポーツクラブで泳いでいる。

みんな身綺麗にして、年齢より若く見えた。
かたや 田舎暮らしを始めてカフェをする。

若かりし時は、こんなにみんなバラエティーに富んだ人生になるとは思ってなくて、
それぞれの生活が忙しく、前より会う機会が少なくなった近頃。
元気なのだけ分かってる。


次々と現れて席に着くやいなや、あーでこーでと 止まることを知らないみたいに、気が付くと4時間以上近況を大笑いしながら話し続けた。


人口10万人程の道東の街。
田舎の三角屋根が並ぶ新しい住宅街(その時代)通りの角を曲がって歩いて5分行くとみんなの家。
高度経済成長期、中流家庭に育つ。
カラーTVや電話が家にやってきた時の記憶がはっきりとよみがえる。

地に足ついて、逞しく。

何年経っても
何年会わなくても
飾る必要なんてなく

しっくりくるのである。

安心した。