島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

甘すぎは体に悪い

2012-07-12 | 紅茶・コーヒー

鍼(はり)の先生に、「南国の人はどうしてあんなに砂糖を摂るんでしょう? 紅茶にもいっぱい入ってる」と言うと、「それは体に悪い!」と断言されました。南国だから砂糖をいっぱい摂っていいわけではないらしい。
「贅沢の象徴として砂糖をたくさん入れているんだ、日本も昔はそうだったでしょう?」と話が始まる。
戦後日本には三白という言葉があった。硫安(肥料の原料)・セメント・砂糖、この3つの白いものが、儲かるものだったということ。三白は、繊維・紙・砂糖だとか、いろいろ説があるようですが、いずれにしても砂糖は入っています。

確かに私の子どもの頃は紅茶に角砂糖2つ入れるのが標準だったけど、やがてそれが1つになり、今では入れない人も多数。スティックシュガーも前より細くなっているし、半分しか使わない人も多いようです。豊かな時代になって、砂糖をいっぱい入れることで贅沢を味わわなくてよくなったということなのね。

ちなみに、エア・アジアというマレーシアの飛行機で紅茶をもらうと、太いスティックシュガーが2本ついてきます。マレーシア標準、守られてます。

ところで、南国の作物サトウキビから作った砂糖より、北方の作物であるテンサイから作った砂糖のほうが体を冷やさなくていいという説がありますが、鍼の先生によると、「砂糖はどれも同じ!」だそうです。それなら、もらって帰ったヤシ砂糖も同じってこと。気にするのやめよう。
それにしても、精製度の低い三温糖より、精製度の高い白砂糖のほうが半額近い安さなのは、どうしてなんだろう……? 日本って不思議。

写真/ヤシ砂糖。スラウェシ島ランテパオの市場で(2008年)


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