島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

笠とゴム草履

2014-11-07 | 籠・編んだもの

ドーケに続く正装の親族。娘さんは、黒い服の上にカンダオレというオレンジ色のビーズ飾りを着けている。その横、ドーケの後ろに隠れているが、中学生ぐらいの男の子が、ドーケと同じ赤い服に白いたすきがけ。トラジャでは黒は死の色、赤は生(血)の色とされている。
足にはみんな、ゴムぞうり。ちょっとお洒落な若い子はぞうりタイプのサンダルを履いている。トラジャには伝統のはきものはないのだろうか。

きれいな笠は、普段かぶっている人をタナ・トラジャで見たことはない。ジャワ島では見たが。目がよくそろって見事に編まれている。ぐるりと縁取りのある意匠もいい。さらによく見ると、その縁取りの中にも模様が編み込まれている。材料は、中央部は竹、縁はイグサの一種のように見える。手が込んでいるので、よそいきの上等の笠かもしれない。







Photo/Tana Toraja, Sulawesi, Indonesia(2008年)
スラウェシ島タナ・トラジャ


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