島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

タナ・トラジャの結婚式 午餐のための男の料理

2016-06-30 | ならわしと儀式

お葬式でも会場の横や裏で男たちがブタやら牛やらを解体して焼いたりしていますが
結婚式も似たような感じ。
何頭もの黒豚さんたちが、人々のごちそうへと姿を変えていきます。

お葬式ではグループごとに豚を思い思いに焼いてそれぞれ食べていましたが
この結婚式では、みんな同じ料理をいただきます。
ブタを食べた記憶があまりないのですが
料理は野菜と小魚を辛い味で煮込んだものなどが出されていました。
それらのこまごましたお料理は、会場の横にしつらえた料理小屋で女性たちがしていたようです。




なむあみだぶつ なむあみだぶつ

こうして焼かれる豚を見ると
ごちそうをみんなで分け合って食べる、というような
饗宴の素朴な形を見るような気がします。

トラジャの男性たちはみんな牛や豚の解体ができるんでしょうか。
ワイルドだわぁ

こういう場にモスリムの人が来たら卒倒するかもしれません。
ブタという言葉を口にすることすら忌むという噂ですから。

写真/スラウェシ島タナ・トラジャ(2008年)

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スラウェシ島の山中 タナ・トラジャの結婚式

2016-06-22 | ならわしと儀式

タナ・トラジャの結婚式。

車に結婚式の装飾をしています。
四隅に立てられているのはランタンというビーズの飾り。これはお葬式でも見かけます。→お葬式のランタン



ランタンの横にはインドネシアでよく見かける短刀が飾られています。
ランタンは良く見ると、なにやら動物の図案が編み込まれています。
スンバの布などでも見かけるような図案です。




前の記事の写真。

山の中の集落であることがよく分かります。
大きな結婚式でした。
タナ・トラジャにはカーストがあり、一番上が貴族と訳されますが、豪族とか庄屋とか大地主と言ったほうが、その暮らし方にはぴったりくると思います。ただ、カーストということは世襲で、平民はいくら稼ぎがよくても上の位になることはできないということだと思うので、そういう意味では貴族というのが近いのかもしれません。
この結婚式は、明らかに貴族のものです。

女性がこの集落の人で、相手の男性は残念なことに(笑)白人の大富豪なのでした。
いや、白人だから残念と言うか、この集落での挙式に黒い背広着て来たから……
観光客的にはがっかり。風景に似合いません! (と勝手な感想)

写真の左側はこれから花嫁花婿が座る席、日本でいうと、高砂です。
右側に群がっている人たちは、もちろん、親戚とか、参列する人たちです。
全体に画面が赤いです。


写真/スラウェシ島タナ・トラジャ 2008年

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急速円高 ドル円103円台間近

2016-06-16 | ならわしと儀式

おいおいおいおいおいおいおいおいっ……!

と言っているうちに、見る見るうちに、ドル/円が急降下中。
降下というより墜落です。
んぎゃー!

いや、円が高くなるのは嬉しいんですけど
あまりのスピードに、心の準備が。

優雅に朝風呂などして(昨日余裕がなくて入れなかったんだから全然優雅じゃないが)
出てきたら、えっ?何? 何?何?と我が目を疑う104円台。
今や104.19。

この記事書き終わる頃には103円台に突入か。

ひそかにインドネシアルピアを見てみたら、昨日すでに1000ルピア79円ですね。
今日はいくらなのか。
といって見ているうちにまたドル円降下。

というわけで心臓がバクバクして記事を書いていられません。
リーマンショックならぬ、ポンド離脱前夜米国ノー利上げ日銀失望ショックか。
なんだか怖いです。
さっき104.05でした。

結婚式の説明はまた今度。では。


写真/スラウェシ島の山中 タナ・トラジャの結婚式

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