島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

一本椰子

2013-05-31 | 自然

椰子にもいろいろある。
名前を覚えたい。


ヤシの仲間はたいてい水辺好き。
日本でも、シュロが自生化しているのは、
たいてい山間の小さな沢筋。もちろん比較的暖かい地方の。
東京都でよく見かける。

シュロが自生するのはおそらく、その実がとても小さくて
小鳥の大好物だから。

南国の大きな実のつくヤシは
実が浮いて、水に流れて生育地を拡大できるようになっている。
と思う。

写真/スラウェシ島センカンの湖で(2008年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白いブーゲンビリア

2013-05-29 | 住まい・建物

茶色いレンガに白い花が映えていた。計算して植えたのだろうか。
レンバタ島で。
家が少しずつ離れて建っている海に近い集落。
フローレスの東の方にある、レンバタ島で。


写真/レンバタ島(2012年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

向かい合わせの魚

2013-05-26 | 籠・編んだもの

ジャワ島のパサールでよく見る魚の売り方。
籠はたぶん竹を割ったものをストラップ状にして編んである。
これも使い捨て。
2匹の魚が、さりげにおなかを合わせて横たわっている。
こんなところもジャワ人の無意識の感覚?

そういえば日本語には、背中合わせって言葉はあるけど、おなか合わせって言葉がないのはなぜ?

写真/ジャワ島スマランで(2012年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きれいなナス

2013-05-25 | 美しいもの

ナスといったら紫色一色だと思い込んでいた。茄子紺なんて言葉もある。
日本で、夏になると、新鮮なナスのきれいさにうっとりする。新鮮なナスは本当に光り輝いてピカピカで、顔が写るんじゃないかと思う。

インドネシアでこの写真のナスを見たときびっくりした。顔は写りそうもないけど、これもまた柄がとってもきれいで、うっとりする。
インドネシアではこのナスが一般的のようだ。紫一色のもある。種類が多くてうらやましい。
もしかしてネットで探せば、種を入手できるかも? 来年栽培に挑戦してみようかしら。

写真/フローレス島で(2012年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の向こうの村々

2013-05-22 | 村の暮らしと仕事

ジャワ島、スラウェシ島、フローレス島では、どんな山奥に行っても、彼方にポツリポツリと集落が見える。
高い山を眺めていると、緑に覆われた中腹あたりに、キラリと光るものがある。それは家の屋根のトタンである。そんなキラリが、目を凝らすとあちこちに見える。
遠くから見ていると、あんな山奥にどうやったら行けるのだろうと思うのだけど、
バイクで山道を走っていると、急に10軒ぐらいの集落が道沿いに何気なく現れて、
ああ、こういう集落が、遠くから見ると、ド山奥にキラリと光って見えているようなところなんだと気付く。

日本では山奥の集落は、ホラとかクボとかいわれる、小さな谷筋にあることが多い。
私の住んでいるような中部地方の山間地ではホラ、クボだが、関東では平らなところで、ヤトといったり、中国地方もまた、名前は知らないが平らなところにある。
なので、集落というのは、水が得やすく風もよけられる谷あいにあるというイメージがある。
もっとも、日本のスイスと言われる信州の遠山郷や、紀伊半島の十津川、九州の椎葉村などのように、谷あいとは関係ない大変な傾斜地に集落を作っていることも多い。が、決して尾根ではない。

スラウェシやフローレスでは集落は、明らかに水の得にくい尾根っぽいところにあることが多い。これがとても不思議だった。
けれど、ある先生の示唆で気付いたのだが、谷あいは空気がよどみ、蚊や害虫が多いので、これを避けるためではないかと思う。
昔、出征してスラウェシに行っていた日本人の話によると、脚を出そうものなら真っ黒になってたかってくる、恐ろしいほどの蚊だったという。
今ではインドネシアでもマラリアはかなり少なくなっているけど、昔は日本にもあり、特に八重山諸島では、マラリアで多くの人が死に集落が消えたところがたくさんある。

話が少々脱線したが、フローレスでは、そういう山間の集落は、道をはさんで10軒ぐらいでまとまり、その中央が道幅が広くなって、広場になっている。そこでみんなが集まって世間話をしたり子供たちが遊んだりしている。その横に小さな売店がある。少し大きな集落では、その広場で毎週末バレーボール大会が繰り広げられる。
家が1軒だけで独立しているということは、出作り小屋でない限り、まずないといっていい。村という単位はなくてはならないもののように見える。そうしなければ生活がしにくいのだろう。

日本でも今でも山間地ではまだそうだが、私の住んでいるあたりはだんだん薄れつつある。お葬式を行う業者が現れ、斎場をあちこちに建設したため、地域の班(10軒ぐらい)でお葬式をすることがなくなったためである。
もともと地域の班はお葬式をするための組織だったといってもいいことは、いろいろな人に言及されていることだ。

写真/フローレス島(2012年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お菓子、お菓子、お菓子! スラバヤで

2013-05-20 | 食べもの

スラバヤの大きなショッピングモールの1階。
大量のお菓子をかきあつめて並べたお店がある。
パイやクッキーやおせんべいのような乾いたものを売っているお店。
もうすこししっとりしたお菓子を売っているお店。
こんなにいっぱいあったら、どうやって買ったらいいのでしょう。
しっとり系のは中華系の気がする。

インドネシアのお菓子はとてもきれいで種類豊富で面白い。
そして地域性がある。
それにしても、小麦を生産しないインドネシアで
こんなにたくさんの小麦系お菓子が作られたことも不思議だ。

スラバヤはインドネシア第2の大都市で、大きなビルもあり、
新しいショッピングモールは、お店の感じも集まってくる若い人の感じも、
東京や大阪や名古屋と違わない。日本にいるのと違和感を感じない。
インドネシアという国の中の都市と田舎の差は
ものすごく大きくて驚く。

この写真のお菓子屋さんは、最新のショッピングモールではなく
もう少し古くて、もう少し庶民的なところ。
こんなにお菓子がたくさんあっても、なかなか味見をする機会に恵まれない。
小形のバナナみたいな形のがあちこちにあってとてもおいしそうだったので
1個買ったのだけど
ホテルに帰ったときいくら探しても見つからなかった。
歩いているうちにポロリと落とした?
ひょっとして、甘党のスリにお菓子すられた?



















写真/ジャワ島スラバヤで(2012年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スマランのパラソル

2013-05-17 | 葉で包む・植物素材

日本には和傘があってその骨は竹でできているので
別にそんなに驚くことでもないのだけど
やっぱり驚いた。
スマランの町の大きなパサールで、品物を日射しから守るために使われていたパラソル。
倒れないように立てておくしくみも
うまくできている。

もともと人間は何でも身の周りの自然の素材で作っていたのだから
やろうと思えばできるわけなんだけど、
新しい便利なものがお金で手に入るようになると
工夫して作るということを忘れてしまう。

お見事。
こんなパラソルを見たのは、スマランだけだった。

スマランはジャワ島の北の海岸に近い町。赤道により近く、海も近いせいか
ものすごく蒸し暑くて日中は何もする気になれなかった。
そして料理が辛い町です。


写真/ジャワ島スマランにて(2012年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バワンメラの花が見たい

2013-05-14 | 食べもの

バワンメラというジャワの料理に欠かせない野菜。上の写真の、手前の赤っぽいもの。
バワンは葱や玉葱のことで、メラは赤。

一般に(インドネシア語の教科書などでは)、「小さい赤たまねぎ」と訳されている。
どうも、気に入らない。
最初バワンメラを見たとき、てっきり赤いにんにくなのだと思った。
けれど、味も匂いもにんにくのように強くなく、やっぱり玉葱に近い。
この写真を見ると、上の白いのはにんにくなので、にんにくとは明らかに違うことが分かる。
けど、玉葱と呼ぶには小さすぎるしまん丸じゃない。
もっともスーパーに並ぶ玉葱はまん丸だけど、畑で採れるのの中には2つが合体していて片割れの形になっているのもある。その点でバワンメラと同じである。
やはり形でいうと、にんにくよりは玉葱に似ていると認めざるを得ない。

バワンメラは何者なのか、と思うのだけど、バワンメラはバワンメラであってほかの何者でもないということだろう。無理やり何かの仲間にしなくてもいい。
けれども、どうしても、「どちらかというと〇〇に似ている」と理解したい。
何とか花が見たいのだけど。

日本ではこういう小形の葱の仲間の植物には、ノビル、アサツキ、ラッキョウなどがあって、熊本の伝統野菜にはひともじというのがある。
アサツキとラッキョウは紫色がかった花が咲き、ノビルは白いけれどなんだかはっきりしない花。玉葱と葱は白い。しかし花の色で植物を分類するのはあまりあてにならない。
大事なのは形だ。


日本のアサツキ。今の時期、地下部(鱗茎)の色がどんどんバワンメラ化している。これから鱗茎はもっと太ってくるがまん丸にはならない。


日本のノビル


酒の肴となったノビル


パサールで。バワンメラはこうやって丸く盛るのですね。向かって左奥に量りがあります。


◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 

  

このブログはリンクフリーです。転載・引用の場合は出所を明記してください。なお、商用目的での無断転載はご遠慮ください。お問い合わせ・ご連絡はコメント欄へ
  • RSS2.0