タナ・トラジャの結婚式。
車に結婚式の装飾をしています。
四隅に立てられているのはランタンというビーズの飾り。これはお葬式でも見かけます。→お葬式のランタン
ランタンの横にはインドネシアでよく見かける短刀が飾られています。
ランタンは良く見ると、なにやら動物の図案が編み込まれています。
スンバの布などでも見かけるような図案です。
前の記事の写真。
山の中の集落であることがよく分かります。
大きな結婚式でした。
タナ・トラジャにはカーストがあり、一番上が貴族と訳されますが、豪族とか庄屋とか大地主と言ったほうが、その暮らし方にはぴったりくると思います。ただ、カーストということは世襲で、平民はいくら稼ぎがよくても上の位になることはできないということだと思うので、そういう意味では貴族というのが近いのかもしれません。
この結婚式は、明らかに貴族のものです。
女性がこの集落の人で、相手の男性は残念なことに(笑)白人の大富豪なのでした。
いや、白人だから残念と言うか、この集落での挙式に黒い背広着て来たから……
観光客的にはがっかり。風景に似合いません! (と勝手な感想)
写真の左側はこれから花嫁花婿が座る席、日本でいうと、高砂です。
右側に群がっている人たちは、もちろん、親戚とか、参列する人たちです。
全体に画面が赤いです。
写真/スラウェシ島タナ・トラジャ 2008年