インドネシア人はドアと窓に凝る?
都会の今風の建築は違うと思うけど
うんと田舎のフローレス島やレンバタ島では竹を主材料とした家が多く
壁は割り竹を編んだパネルで、その模様に工夫を凝らしてみんな楽しんでいる。
考えてみれば壁自体に模様があるっていうのは面白い。
日本の家なら土壁に板が打ち付けてあったりするが
それは板を横方向にずらっと並べるか、縦方向にずらっと並べるか、
たいていはそのどちらかで、板の並べ方によって模様を作っているものなんて
見たことがない。雨をよけたり寒さをしのいだりということが第一であって
そんなデザインで遊んでいるわけにはいかない。
インドネシアの田舎でもコンクリート造の家はあるが
そういう場合もたいていドアと窓に特別な色を付けたりして
アクセントにしている。
この家は壁はれんがとコンクリートブロックでできている。ドアだけが竹だ。
この島ではれんがを使った家をよく見た。島の中にれんがを作っている村もある。
窓はオレンジと緑というほぼ補色。インドネシア人は補色使いが好きだしうまいのだと思う。
インドネシアの一部しか知らないけど、見た限りでは、
インドネシアの家はかわいらしい。
写真/レンバタ島 2012年