日本では煮干しは、家庭ではほぼ9割がた(以上)、だしをとるのに使われると思う。
そうじゃなくて食べるのは、お正月の「たつくり」ぐらい。
たつくりも結局カタクチイワシだから、煮干しと本質的には同じ。
ただ品質とか大きさとか見た目とかでたつくり用に選別されているのだろう。
最近「食べる煮干し」というのをスーパーで見かけるようになったけど
みんなどうやって食べているのだろう?
ビールのおともにポリポリ?
あの煮干しは、野菜炒めの最後のほうに数匹パッと入れて炒めると
すごくだしが出ておいしいのです。(あまり早くから炒めると苦味が出ます。)
そういう料理での使用法を知ったのは、スラウェシ島のタナ・トラジャでだった。
お葬式を見に行ったとき、お料理の中にあったのです。
インドネシアらしく辛い味付けだったけど、おいしくて、
インドネシアにも煮干しがあることを初めて知った。
まあ、干し魚ですから、どの国にもあるでしょうけど。
これもカタクチイワシ? 日本の目刺しに煮ています。盛り付け方が面白い。
一番上の写真は、透明な器が計量カップになっている。
煮干しは保存もきくし、お料理に使うにはとてもよいです。
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写真上・下/フローレス島バジャワで(2012年)
写真中/スラウェシ島タナ・トラジャで(2008年)
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