スラウェシ島タナ・トラジャに多く見られる高床の家。
竹を多用したものが多いのだけど、この家はがっちりした木でできている。
すごいテクニックで木を組んで建ててあるのが分かる。
柱は礎石の上に立っている。
こういう家はたいてい正方形で、床下部分はりっぱな「壁のない1階部分」。
農作業のスペースとして使われる。
豚や鶏を飼っていることもある。
たたきのようにしっかり土が固められている。
円でも四角でも、真ん丸とか正方形とか、「正」であるものは
それだけで美しいと思う。
タナ・トラジャは高原なので、熱帯だけどそれほど暑くない。
けれど床下部分は、日射しを避けたり雨を避けたりするには最適。
いわゆる壁のある家の中にいる時間は少ないだろう。
タナ・トラジャは屋根が反り返ったトンコナン様式の家が有名だが
一般庶民はこういう家に住んでいる。
トラジャでもランテパオの街なかでは、普通のインドネシアの街で見るような
高床でない小さな家に住んでいる。
写真を撮っていたら、布を買ってくれと、家の人が出てきた。
この布、この地方のものではなく、バティックまたはプリントのようだ。
写真/スラウェシ島タナ・トラジャ(2008年)
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