福岡からのお客さんと、九州場所の話や相撲の話や、島バナナの話などをしながら奄美自然観察の森mapへ行った。(きのう)
そこで、なにげに、「センリョウ」の写真↑を撮った。「どこかで聞いたことがある」。
その時、「センリョウ」から連想した漢字は「染料」。
実をつぶして染料にするから?、よく考えればそんな名前がつくことはない。
帰って調べたら
「千両」(センリョウ科)だった。中部地方以西
草ではなく「常緑低木」
青々とした葉にあざやかな赤い小さな実が、なんとなく、縁起よく、めでたそう。
お正月の生花などに使われるという。
「千両」があれば「十両」もあるかもしれない。
調べたら、やはりあった。
「十両」=ヤブコウジ(藪柑子)、
「万両」 (ヤブコウジ科)も
「百両」 (ヤブコウジ科、カラタチバナ)もあった。
「一両」 (アリドオシ(蟻通)アカネ科)もあるらしい。
まあ、よく考えればそんなことはない、と思いながら「幕内」も調べた(笑)が、やはりないらしい。うーむ。「マクシタ」もない。
ついでなので「オクリョウ」も調べたが、ないようだ。
google マンリョウ センリョウ ヒャクリョウ ジュウリョウ
↑ 龍郷町赤尾木(たつごうちょう あかおぎ)のガジュマルgoole
大きい写真で見る 2006.12.04
Banyan fig ガジュマル(榕樹)
お正月に使われる
あの実ですかねえ。
一両
は非常にヒンジャクな花だったりして。
なーんて、それは花に悪いですね。
ガジュマル、
とても立派ですね。
木陰で昼寝したいなあ。
>木陰で昼寝したいなあ。
ガジュマルも相撲とつながりがありましてな。
ガジュマルはケンムンの住みか、ケンムンは相撲好き、といわれる。
奄美の各集落の土俵の近くには、大きなガジュマルがあることが多い。
海の見える土俵のそばのガジュマルの木陰の昼寝はいかがでしようか。アイマスクは岩波文庫なんか・・・古いですか。ニッカンスポーツでもいいさあー。
オジサンのブログがないころは、きっと、ケンムンは、ガジュマルの木の上から相撲の研究をしていたにちがいない、とオジサンは考えている。
現在、TVの相撲中継では、吊り屋根に超小型ハイビジョンカメラが据え付けられている。
このカメラが、ズームアップなど、リモートコントロールができるようになったのは、たしか先々場所あたりからです。
しかし、それは、ガジュマルの木の枝から屋根のない土俵を見ているケンムンの視点にはかなわない。
アナウンサーとカメラの息がピタリとあわないこともある。
だが、おじさんの、相撲チュウケイには、このガジュマルの枝の上を自由に動き回るケンムンの視点をフンダンに取り入れられている(笑)。
ケンムンは、タコ(ヤツデマル=蛸)が嫌いといわれている。
だから、このブログでは、トラさんが登場しても、ケンカの相手はイカ社長なのです。なお余談ですが、土俵作りの際、土俵をつき固めるために使う道具をタコという。
昔、むかし、ある人が仲良しになったケンムンに、一番恐いものは何か、と尋ねられ、お金と答えた。
ある日、その人がケンムンにやけどを負わすと、ケンムンは仕返しにたくさんの金を小屋に投げ込んだ。
ケンムンは、よく仕返しをする、といわれている。
その人は、蛸を捕ってきて、小屋にかけたため、ケンムンは二度と来なくなり、そして、その人は大金持ちになった。
この話の「怖いもの」を相撲の「得意技」に、置き換えるてみると、ケンムンは、幕内には昇進できそうもない、と思われる。
奄美のケンムンは沖縄のキムジナーみたいなものでしょうか、本土には河童、山童などがあります。
上記のケンムンは、伝えらているケンムンのキャラクターの一部だとおもいます。
詳しく知りたいかたは、
国際日本文化研究センター
怪異・妖怪伝承データベース
http://www.nichibun.ac.jp/youkaidb/
で、「ケンムン」を検索すると155 個の文書がヒットし、それぞれのケンムンにかんする研究文書の要約を読むことができます。
このサイトは、国内各地に伝わる妖怪や怪異現象に関する民族学的情報が1万数千件登録されています。。
古くは、カッパ、天狗から、現代の口避け女、やトイレの花子さんまでさまざまな資料が蓄積されています。
ケンムンは相撲好き、
だからイカ社長、
なんだか、心が躍ります。