一口馬主ゴンザレスの日記

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パワフルボンド、引退

2023年11月22日 17時04分30秒 | 【引退】20年産出資馬
2023/11/22 美浦TC
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前走レース後、右前脚のヒザ裏に熱感が出てきました。そのため、本日11月22日(水)美浦TC内の診療所にて、エコー検査を行った結果、屈腱炎を発症していることが判明しました。残念ながら、症状は広範囲にわたる重度のもので、回復を図り、復帰を目指すとなると、かなりの時間を要すると考えられます。この状況を鑑み、和田勇介調教師を含む関係者間で協議した結果、このままでは維持費出資金など、会員の皆さまのご負担ばかりが大きくなってしまうことから、ここで本馬の現役引退と乗馬行きを決定いたしました。本馬に適した舞台を求めて美浦TCに転厩したのち、わずか1戦でのご報告となってしまい、さらなる活躍をご期待いただいておりました会員の皆さまにおかれましても、まことに残念なことと存じますが、ご了承賜りますようお願い申しあげます。
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【G1サラブレッドクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】


唐突のアナウンスで驚きました。先週、休み明けで転厩初戦を走ったパワフルボンドですが、重度の屈腱炎を発症し、引退が決定しました。まだ3歳、キャリア僅か5戦での引退です。

個性的な馬でした。スピードや瞬発力はゼロ、能力の全てをスタミナに振り切ったような馬で、ゲートは毎度出遅れ、そこからの二の脚もなく、のんびり屋さんな性格。機敏な動きを見たことがありませんが、ロングスパートや向こう正面マクりなど、長くワンペースで走ることには長けていたと思います。未勝利勝ちはまさにその特性が活かされたレースでした。しかし、クラスが上がってからはテンからの行きっぷりの悪さで序盤に離されることが多く、競馬に参加できず。これから使っていってクラス慣れに期待かな、と思っていた矢先での故障、引退です。

出資時に期待した競走生活とは程遠いことになってしまいましたが、競走馬に向かないあのゆったりとした気性は今後乗馬転向でマッチするかもしれません。今後の馬生に幸多からんことを願っています。短い現役生活でしたが、お疲れさまでした。

パワフルボンド(牡3)
 父キズナ
 母ヨナグッチ(Yonaguska)

2020年5月14日生まれ
追分ファーム生産
栗東:中内田充正厩舎
→美浦 :和田勇介厩舎

5戦1勝 1-1-0-1-0-2

2023年4月30日 3歳未勝利:東京競馬場(石川裕紀人)
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