2025/2/26 小向調教場
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2月26日(水)浦和・梅花賞(ダート1400m)に56kg野畑凌騎手で出走し、馬体重は前走から-2kgの523kgでした。レースでは、まずまずのスタート。押していきますが二の脚では遅れを取り、後方2番手に。ゴール板を過ぎるまでひと息入れて、1コーナーからまた積極的に促していきました。2コーナーから向正面を迎えても、鞍上の手は休まることがありません。バックストレッチなかほどで進出を始めると、1頭ずつ交わしていき、3コーナーでは3番手に。前の2頭とは差が開いていたなかでも、懸命な叱咤が続きます。持続的に脚を使い、直線に向くと2番手まで上がりました。先に抜け出していたライバルの脚色も良く、追いつくことはできなかったものの、2着は確保しています。勝ち馬とのタイム差は0.9秒でした。「今日は気合をつける意味でも、積極的に運んでほしいとオーダーがありました。本来はもう1列、前を取るのが理想なのですが、1400m戦ですし、その位置を取りきることはできませんでした。年齢・キャリアを重ねて、ちょっとズルくなっているのも影響している感じですね。収まったポジションでただ運ぶだけではなく、とにかく追い通していきました。持続的に脚を使えるのは強みだと思います。ゲートの挙動が怪しいこと、そして馬群を避けるようなところは今後もカギになるでしょう。今日は少頭数だったため、大きな影響はなかったです」(野畑凌騎手)「馬は元気いっぱいで、状態は悪くないですし、結果が伴っていないのが不思議なくらいでした。勝ちに届かなかったとはいえ、収穫のあるレースでした。時計もわりと速い決着ですからね。ズルくなっている分、しっかりと追える野畑騎手とも手が合うのでしょう。短距離戦で最後までビッシリ追われたことで、次以降の反応も変わってくると思います。お伝えしていた通り、次走は3月30日(日)佐賀・はがくれ大賞典(ダート2000m)が本線です。また、4月の船橋開催の概定番組も発表されたので確認すると、4月3日(木)船橋・柏の葉オープン(ダート1700m)というレースが組まれていました。もし、はがくれ大賞典の選定に漏れてしまった場合は、こちらに目標をスライドというプランで考えていきます」(内田調教師)
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【G1サラブレッドクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】
近走のゲートからの出脚の鈍さに加え、小回り距離不足の1,400戦ということもあり、スタートから後方に置かれ気味で厳しい雰囲気でした。しかし、鞍上の野畑騎手が諦めずにずっと追いに追ってくれました。ひたすらに気合を付けて追い通し。その甲斐あって向こう正面あたりからグングン加速し、最後は2着まで追い上げてのゴールでした。もう少し距離があれば先頭まで来れたかも、という走り。野畑騎手とのコンビは2回目ですが、力強く追ってくれて手が合っているように感じます。今回は地方に転籍して一番好内容でしたし、また次走、野畑騎手とのコンビで地方初勝利を目指して頑張って欲しいと思います。
2025/2/26 浦和競馬場