2025/5/24 美浦TC
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5月24日(土)東京4R・芝1600m(牝馬限定)戦にD.レーン騎手55kgで出走、馬体重は432kg(-4)でした。レースでは、五分のスタートから馬なりで流れに乗り、中団馬群のなか7番手あたりから運ぶ形でした。道中は前2頭が後続を5馬身ほど引き離す展開も、勝負どころでその差が詰まると本馬もジワッと進出、内め4~5番手で直線に向きました。その後は進路を見極めながら仕掛けの機を待ち、残り400m付近で馬の間を狙って内めから追い出されるも、外からの伸び脚には及ばず6着でレースを終えています。勝ち馬とは0.7秒差でした。レース後、レーン騎手は「道中のリズムは悪くなかったと思いますが、直線で進路が開くのを待っている間に、速い脚を使う馬たちに抜けられてしまいました。ただ、進路が確保できてからも上ずるような走りで、スッと推進していけませんでした。この雰囲気あればダートを試してみるか、芝であればもう少し短い距離にした方がいいかもしれません」とコメントしていました。
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【社台サラブレッドクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】
昨日は6勝を挙げてレーン無双だった東京競馬場。その中で唯一連対を外したのがアビッサルスターでした。アビッサルスターが頑張れば、完璧なレーン無双デーだったんですが、誠に申し訳なく。直線で進路確保に手間取りましたが、前走キング騎手が乗ったレースも同じだったことを考えると、これがこの馬の特徴なんだと思います。器用に動けないというか、スッと反応できないというか、一言で表現すれば不器用という。外枠から馬群に揉まれずにスムーズに追走して、自分のリズムで仕掛けていかないとダメかもしれません。それにしても、デビュー戦後にモレイラ騎手から「もっと距離があっても」、今回レーン騎手から「ダートか、もっと短い距離で」、とまあ正反対の意見。アビッサルスターの適性はどこにあるんだろう・・・。追い切りでの動きから、もっと走れる馬だと思うんですが。
2025/5/24 東京競馬場